今日の為替ウォーキング
今日の一言
人生は、できることに集中することであり、できないことを悔やむことではない – スティーブン・ホーキンス
I Saw the Light
FRBの政策方針に重要な影響を与える雇用統計は、米指標のなかでも最も注目度が高い。同時に雇用統計は予想と結果のズレが大きい指標としても有名だ。2023年の雇用統計の予想と結果を比べてみると、
1月のNFP(米非農業部門雇用者数)は、予想+19.0万人に対して、結果は+51.7万人(誤差+32.7万人)
2月のNFPは、予想+20.0万人に対して、結果は+31.1万人(誤差+11.1万人)、
4月のNFPは、予想+17.8万人に対して、結果は+25.3万人(誤差+7.5万人)と差異が激しい。
これだけ大きな誤差が発生する原因としては、政府予算の縮小でデータ収集量が少なくなっていることや、新型コロナ後の経済の急激な構造変化で従来の季節調整が機能しなくなったことがある。
とはいえ、FRBの重要な金融政策の転換点が近づいているときに、頼るべきデータの信頼性が低いというのは深刻な問題だ。冷静な分析ができず、直感や先入観による金融政策は米国のみならず世界の金融市場を誤った方向に導くリスクが高い。
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今週の注目経済指標
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