今日の為替ウォーキング
今日の一言
インターネトの安全性とは、土曜の夜、イーストLAのコンビニエンスストアの状況と変わらない
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FRBは、過去に、利上げ開始を急ぎすぎてしまって、インフレ目標達成に失敗したという過去の苦い経験にとらわれ利上げできずにいるうちに、インフレを目標値の4倍の8.0%まで暴騰させてしまった。
そして今は、利上げ終了を急ぎすぎてしまってインフレの再発を許してしまった1970年代のトラウマで、利下げに二の足を踏んでいる。
FRBの利上げサイクルは、終了が見えてきたと思えたが、今月初めに発表された雇用統計のモンスター級雇用増加と、この日(14日)に発表されたCPI(消費者物価指数)が予想より強かったことで、いったんリセットされた。金利市場では、FOMC(米連邦公開市場委員会)は7月まで、つまりあと4回利上げするとの予想が強まっている。
一方、ECB(欧州中央銀行)は9カ月前のFRBを彷彿させるような利上げ積極姿勢だ。ラガルドECB総裁は「インフレは極めて高い」と警告するなかで、ECBのクノット理事は「複数回の0.50%の利上げ」を計画していると述べている。
日銀は過去の声明にとらわれている。10年前に政府と日銀が合意した、2%の物価安定目標を「できるだけ早期に実現することを目指す」という共同声明のために、日銀は緩和政策から抜け出すことができずにいる。東京都区部の物価が1981年以来約42年ぶりの上昇を記録しても、まだ「ためらわず一段の緩和を行う」と繰り返す。
日銀の緩和政策に対する圧力は高まっている。企業経営者や学識者による政策提言団体である令和臨調は、日銀が2%物価目標を早期実現ではなく長期的な目標に切り替えることで、異次元緩和政策を修正するべきとした。提言にはさらに、金利機能の回復と国債市場の正常化、市場との対話の強化なども盛り込まれた。しかし、共同宣言そのものが、日銀の独立性を脅かしているとの指摘もある。
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今週の 注目経済指標
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