積み立てのメリットは?向いているのはこんな人
積み立てをするメリットの一つは、基準価額の下落時ほどより多くの口数を購入でき、平均買付価格を下げられるという点です。
この「口数」の考え方は、スーパーで売っているパックのお肉をイメージすると分かりやすいでしょう。
パック肉は、「100グラムあたり○○円」として売られています。お肉のグラム数あたりの値段が日によって変わるように、投資信託も、「口数あたりの値段=基準価額」が日々変動します。グラム数あたりの値段が下がると、同じ予算で多いグラム数のお肉を多く買うことができるのと同じで、投資信託も、基準価額が下がると、より多くの口数を買うことができるのです。
積み立てを続けていく中では、当然のことながら、基準価額の上昇局面で購入せざるを得ないケースも出てきますが、長い目で見ると平均買付価格をならす効果が期待できます。
したがって、積み立ての場合、右肩上がりの上昇が期待される市場よりも、新興国のように、リスクは高くとも株式市場に浮き沈みがある方が相性はよいといえます。
とはいえ、投資を開始する段階では基準価額の方向性は分からないので、投資初心者の場合は積み立てを選び、大きく損をする可能性を低くすることが賢明です。
以上をまとめると…
積み立てが向いているのはこんな人
- 投資初心者
- 時間をかけ、少額でコツコツ投資したい
- 値動きの大きい、高リスク資産に投資してみたい