今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.05

下値メドは109.30

フランス極右政党のルペン党首、来年の大統領選に向けて始動

 23日(水曜)のドル/円は「円安」。 高値110.35円、安値109.72円、値幅は0.52円。 

 東京が休場のこの日は109.72円からスタート。安値も109.72円で全く下がらず。欧州時間に中国政府が恒大集団の破綻を認めるニュースで売られる場面もありましたが109.76円まで。FOMC(米連邦公開市場委員会)後のドル買い需要の強さを示しました。その後も上昇を続け、NY時間夕方には110.35円まで上昇して今月の高値110.45円に接近。終値は110.33円(前日比▲0.52円)

 今週行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)の9月会合結果は「強気」の内容でした。「利上げ前倒し」の可能性が突然高まり米長期金利は1.43%まで急上昇。マーケットは痛みが伴うポジション調整を強いられ、影響を受けたドル/円はたった1日半で1円以上も円安に動いています。

 23日のポンド/円は、大きく「ポンド高」。

 高値151.48円、安値149.40円。 149.47円からスタートして、安値もほぼ同水準の149.40円。この日開かれたBOE(イングランド銀行)の会合後にポンドドルが急伸、150円を上抜けるとさらにNY時間には151円台に入り151.48円まで上値を伸ばしました。終値は151.37円(前日比+1.84円)。

 BOEは、年内にも「利上げ」が噂されています。英国のインフレ上昇は止まらず、今年中に4%を超えて上昇する可能性が高い。調査によると原材料の高騰に耐えられず英企業の8割が値上げを検討中とのこと。BOE議事録では、利上げを政策ツールの最優先として、量的緩和を終了前でも実施するべきと述べられています。BOEが、FRBより1年近く利上げに踏み切る可能性を理由にポンドが強く買い戻されています。

 その一方で、トルコ中銀は驚きの1%利下げを断行。政策金利を同国のインフレ率より低い19%から18%に引き下げました。トルコ中銀が、年内中に一段利下げする公算が高いといわれています。すでに対ドルで史上最安値を更新したトルコリラですが、まだ下げ余地がありそうです。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

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