本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.30円
↓下値メドは107.70円
「地球温暖化はインフレと直接の関係」 ECBが気候変動問題に本格的取り組み
108.47円でこの日をスタートしたドル/円は、109円を目指すも高値は108.92円まで。高値更新記録は9営業日でストップ。NY時間には108.33円まで下げて、終値は108.40円。
昨日の為替Walkerでも書きましたが、マーケットでは「そろそろ…」感が漂い円高狙いのトレードも少しずつ増えています。円安の勢いは続きますが、引き続き注意したいです。
ECB(欧州中央銀行)は今夜(11日)、今年2回目の理事会を開きます。緩和政策の維持と政策金利の据え置きは広く予想されていて、サプライズの可能性は低い。マーケットが注目しているのは、ラガルドECB総裁が、長期金利の上昇に対してどのような発言をするのか、ということ。
債券利回りの上昇は、米国だけではなく欧州でも起きています。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、米金利上昇について「米国経済の明るい見通しを反映した当然の結果だ」とコメントしています。
金融政策について、パウエル議長は「必要ならば追加緩和も検討する。」これに対してラガルド総裁は「PEPP(パンデミック緊急債券購入プログラム)を全額使い切る必要はない」緩和政策を(長期金利上昇にもかかわらず)継続するのを「ハト派」と呼ぶならFRBは真っ白なハトで、緩和縮小を匂わせるラガルド総裁は「タカ派」ということになります。マーケットをしらけさせることにかけては天才的なラガルド総裁。今回はどんな発言をするのでしょうか。
ECBの前にユーロ/円の上下のトレードポイントを点検!今日の注目通貨をご覧ください。
主要指標 終値
今日の一言
この仕事を20年やっていて習得したことがあるとすれば、それは不測の事態や不可能が次々と起こるということだ - リチャード・デニス