米国高配当株2:フランクリン・リソーシズ(BEN)

 世界有数の資産運用会社を傘下に抱える企業です。フランクリン・テンプルトン、レッグ・メイソン、およびグループ運用子会社の運用資産の総額は約1兆4,000億ドルです。時価総額は137億ドルで、日本円で約1兆4,390億円。

事業の注目ポイント

 独自色の強い専門性の高い運用チームを多数擁することで、株や債券などの伝統的資産から、プライベート・エクイティや不動産などのオルタナティブまで幅広い投資対象をカバーしています。

 また、2020年7月31日にレッグ・メイソンの買収手続きを完了。それに伴い、フランクリン・テンプルトンが不足していた分野のファンドマネージャーの確保ができました。

株式の注目ポイント

 株価は2020年年初の水準まで回復しており、1981年から毎年増配を行っています。コロナ発生以降、一時期株価は下落しましたがマーケットの回復やレッグ・メイソン買収などの材料により株価は回復しています。

業績動向

 2021年2月2日に発表した四半期決算では、1株利益、売上ともに市場予想を上回りましたが、株価にはあまり影響がありませんでした。次回決算は4月23日開示予定ですが、売上・1株利益ともに市場予想をどの程度上回る決算を出せるか注目です。

注意点

 日本などでも事業を展開していますが、売上の中心はアメリカで、フランクリン・リソーシズの売上の大半を占めています。そのため、フランクリン・リソーシズの株価もアメリカの政治経済情勢などに大きく影響を受ける可能性があり注意が必要です。

株価動向、配当利回り紹介

配当:1.12ドル
配当利回り:4.05%
株価:27.62ドル(約2,900円)

権利落ち日は3月30日(権利実施は4月15日)です。
配当は1.12ドル、配当利回りは4.05%、株価は27.62ドルで約2,900円から購入できます(2021年2月15日時点)。2018年以降の株価最高値は45.86ドル、最安値は15.30ドルです(終値ベース)。