2021年は株価の上昇・下落どちらにも対応可能な態勢を継続

 新型コロナウイルスの感染拡大の悪影響が長引いたとしても、着実な成長が見込めそうな中小型の割安成長株10選を挙げてくれた弐億貯男さん。2021年の展望は、コロナワクチンの本格普及にはまだ時間がかかることから、株式市場の大幅な調整もありえる、と警戒を怠っていない。「総資産に対する買い付け余力を半分以上残しておくなど、株価の上昇・下落どちらにも対応可能な態勢を継続しようと思っています」と語るように、前のめり感は皆無。非常に沈着冷静な目で、地味ながらニッチな市場分野で着実な成長が続きそうな中小型の割安成長株に注目しているのが印象的だった。

弐億貯男さんのインタビュー記事

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弐億貯男(におく・ためお)さんプロフィール

会社員をしながらの株式投資によって、100万円を17年間で2億円に増やした現役会社員の投資家。割安成長株の中長期投資の手法で、運用益は年率30%キープ。現在は、Twitter(7.8万フォロワー)や投資ブログ「サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。」で、個人投資家への助言や注意喚起も発信し大人気に。『10万円から始める! 割安成長株で2億円』(ダイヤモンド社刊)が、ネット書店人気ランキングで上位に上がるなど、注目を集めている。