本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.49円
↓下値メドは102.91円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
経済とは別の理由で急落することも?
トルコリラはたびたび急落します。その引き金となる理由は、大きく2つあります。ひとつは、ファンダメンタルズを無視した経済政策。国内物価が上昇しているにもかかわらず利下げを続けていました。もっともこれはトルコ中銀の失政ではなく、政治圧力がそうさせたのです。金融政策に平気で介入する独裁国家体制を金融市場が嫌っているのです。
もうひとつの理由は対米関係。2018年の「トルコショック」と呼ばれる暴落は、米国人牧師がトルコで拘束された事件がきっかけでした。2019年は米軍がシリアから撤退したところにトルコ軍が軍事侵攻して、(撤退を決断した)トランプ大統領の顔に泥を塗りたくりました。この時もトルコリラは急落しています。
そして、今また米国との関係が緊張しています。トルコがロシア製ミサイル試射していたことが発覚したのです。NATO(北大西洋条約機構)の一員であるトルコが、ロシアのミサイル防衛システム(S400)を導入するというのはありえないことで、米国務省は強く反発。
すでに米国はトルコに対して(ロシアへの情報漏洩防止のため)最新兵器の供与を停止していますが、今後は、国際機関のトルコ向け融資禁止の要求や米国内のトルコ資産の凍結など、さらに厳しい経済制裁を科す可能性が高まっています。
そのような状況で、今日はトルコ中銀が政策金利を発表します。市場の予想は?トルコリラ/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。
また、今回の展開を予想していたレポート「2020年トルコリラ、いつ買う?どこで買う?」もあわせてご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
21日のドル/円のNY市場終値は104.59円
前営業日の終値比▲0.92円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する- パーキンソンの法則
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
アストラゼネカのコロナワクチン治験、被験者が死亡
ワクチン配布遅れる可能性 米FDA(アメリカ食品医薬品局)が2カ月の経過観察措置を求める
ドル:
セントルイス連銀総裁「米経済、年末にはコロナ前の状態になる可能性も」
追加景気対策は大統領選挙後、来年1月以降
トランプ大統領のコロナ感染で米国の衛生政策が大きく変わる可能性も
トランプ政権は、米景気後退に対処する政策を全く用意していなかった = 米紙
米大統領選:
バイデン候補は、増税派、アンチ化石燃料派
ユーロ:
レーンECB(欧州中央銀行)主任エコノミスト「ユーロ高によってインフレ期待が後退した」
ビルロワドガロー仏中銀総裁「ECBは為替レートをターゲットにしていない」
ポンド:
休業補償プログラム終了で人員カット、給与カットが本格化か
円:
スガノミクスは「脱はんこ」 全省庁で行政手続き見直し中
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)、11月利下げか 12月クリスマス商戦に間に合わせるため
トルコリラ:
トルコ中銀の準備金838億ドルに減少、8月は▲7.2%
その他:
ポールマッカートニーがニューアルバム発表「McCartney III」
新型コロナで、米国が「ノートPC不足」 米中貿易戦争も原因
ブルガリ「中国の高級宝飾品の売り上げはほぼ回復」
北朝鮮のスマホゲーム開発者「国家転覆」容疑で処刑の危機か