本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.04円
↓下値メドは104.69円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
Against All Odds
週末にかけてのFX市場の材料は、欧州で再流行する新型コロナの状況、ブレグジット交渉を巡る英国対EU(欧州連合)のバトル。そして米国の追加景気対策。いずれも週末の動きに注意しなくてはいけないです。米大統領選に対する関心は高いのですが、マーケット的にはすでに決着がついたようで、選挙後の予想ボラティリティは低くなっています。
11月の米大統領選挙前に、追加景気対策がまとまる可能性は限りなくゼロに近いといわれています。バイデン氏勝利を確信している民主党は、トランプ共和党の案に妥協する気はさらさらありません。景気対策の成立が来年1月の大統領就任式前後だとすれば、効果が表れるのは2月、遅ければ3月以降ということになります。それまでに米国経済がどれほど痛んでいるか。それをパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は心配しています。
この日(15日)に発表された、前週分新規失業保険申請件数は89.8万件。悪い数字ではありませんが、予想より悪くまた前回より増えていて、一時のような勢いはない。
新型コロナ第1波による経済停止を、一時的なレイオフによってやり過ごした後、米企業はすぐに再雇用を始め通常業務に復帰しました。雇用統計で非農業部門雇用者数が急増したのはこれが理由です。しかし、再雇用一巡後は、最近の新規失業保険申請件数が示すように鈍化している。先行きのある企業が採用を続ける一方で、衰退に向かっている企業は規模を縮小するか、あるいは運命を受け入れ廃業するなかで構造的な失業が発生しているのです。米国の労働市場は転換期を迎えています。
なぜ、ドル/円は「週末だから安心」といえないのか。「今日の注目通貨」をご覧ください。
[動画で解説]チャートが示す 「10月後半は円高」もあわせてご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
15日のドル/円のNY市場終値は105.42円
前営業日の終値比+0.27円だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
勇気とは、恐れに抵抗すること打ち勝つことであって、恐れないことではない - マーク・トウェイン
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
スコットランドが移動制限強化 学校はオンライン、屋内イベント全て禁止
英国の感染者は毎週2倍のスピードで増加
ドル:
米企業、休業手当保証プログラム終了後に一斉に人員カットを開始
ボストン連銀総裁「数年間は利上げしない」
雇用増のペースが鈍化 経済回復はまだまだ先
米大統領選:
ミシガン州が選挙日前の開票集計を認める
ユーロ:
ユーロ高になる理由 ECB(欧州中央銀行)がFRBに比べてインフレ創出能力に欠けていること
ECBの政策、「受け身型」に後退
ポンド:
ゴールドマンやシティ、HSBCなどがロンドンのオフィス復帰を停止
BOE(イングランド銀行)は「マイナス金利」を検討中
円:
日銀のYCC(イールド・カーブ・コントロール)は逆に円高を招く可能性 YCCは失策だった、と国際機関
トルコリラ:
トルコ政府、中期3年計画を発表
原油先物:
バイデン氏勝利なら下落、トランプ勝利なら上昇
その他:
気絶するまで飲酒すると認知症のリスクが倍増する
ブルガリの中国のジュエリー売上げ、ティファニーを抜きカルティエに迫る
タイ政府、景気浮揚のため4連休を次々と作り出す
太陽活動が急激に低下。2030年までに地球が氷河期に入る確率は97%