本日の注目通貨
トルコリラ/円:
CBRT(トルコ中央銀行)は、政策金利を0.75パーセントポイント利下げして11.25%に設定しました(予想は11.50%引き下げ)。
トルコの金利は、すでに実質マイナス金利まで下がっているのですが、CBRT(とエルドアン大統領)は、状況を見つつも、一段の利下げに前向き。とはいえ、トルコ、地政学リスク、対米関係リスクという爆弾を抱えているので、米イラン対立が再び悪化すれば(おそらくするでしょうが)、通貨防衛のために利上げに急転することも十分ありえます。
南アランド/円:
SARB(南ア準備銀行)は据え置き予想に反して、政策金利を0.25パーセントポイント利下げして6.25%に設定しました(予想は据え置き)。決定は全会一致。
国内物価が沈静化して利下げ余地が生まれたことが背景。しかし来月の格下げ見直しで、格下げがほぼ確実といわれるなかで、投資家離れにつながりかねない利下げを疑問視する声もきこえています。