本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは110.66

下値メドは109.56

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

世界は「低金利」「低インフレ」
そして「低成長」の時代

 トルコ中央銀行と南ア準備銀行は16日(木曜)、そろって利下げを実施しました。トルコの利下げ幅は市場予想以上に大きく、南アは据え置き予想だったところにサプライズの利下げ。日本の投資家に特に人気のある高金利通貨のスワップポイント受け取り額が少なくなりそうです。

 新興国通貨だけはなく、英国の中央銀行BOE(イングランド銀行)は今月末に最大0.5パーセントポイントの利下げがほぼ確実視されています。NZ準備銀行も来月の利下げの予定。世界は「低金利」「低インフレ」「低成長」そして「不透明感」の時代になりました。

 ドル/円のこの日のレンジは109.91円から110.18円と、相変わらず狭い。終値では再び110円台に乗せ、上狙いは継続中。

 トルコリラ、南アランドについては「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

16日のドル/円のNY市場終値は110.17円

 15日の終値に比べ0.26円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

俺はトレーニングが大嫌いだった。でも自分に言い聞かせたんだ、今は耐えて残りの人生をチャンピオンとして生きるんだって。- モハメド・アリ

今日は何の日(1月17日):

応永の乱終結(1400年 - 応永6年12月21日)
ハワイ王国最後の女王リリウオカラニ退位(1893年)
湾岸戦争で多国籍軍がイラク・クウェートの空爆を開始(1991年)
ロサンゼルス地震(1994年)
阪神・淡路大震災(1995年)
ライブドア・ショック(2006年)

各国・各通貨トピックス

ドル:
    トランプ米大統領の再選、海外は80%が予想。しかし米国内は五分五分との見方
    FRB(米連邦準備制度理事会)、企業投資の低さを懸念
    イラン司令官殺害根拠「どうでもいい」トランプ大統領がツイートで

円:
 新型コロナウイルス患者、国内で初確認

ポンド:
    BOEは今月利下げか。市場の利下げ確率は50%近くに急上昇
    テンレイロMPC委員「成長が回復しなければ、一段の刺激策が必要」
    ブリハMPC委員「今月の政策会合で利下げに賛成票を投じる」

豪ドル:
    豪森林火災の影響で野菜の値段が5割高に

トルコリラ:
    トルコ中央銀行、政策金利を11.25%に引き下げ

南アランド:
    南ア準備銀行、政策金利を6.25%に引き下げ

その他:
    ハリー王子夫妻が、爵位にちなんで「サセックス ロイヤル」を商標登録
    メーガン妃、ディズニーと契約
    英世論「メーガン妃、カナダへ行くなら勝手にどうぞ」

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

トルコリラ/円:

 CBRT(トルコ中央銀行)は、政策金利を0.75パーセントポイント利下げして11.25%に設定しました(予想は11.50%引き下げ)。

 トルコの金利は、すでに実質マイナス金利まで下がっているのですが、CBRT(とエルドアン大統領)は、状況を見つつも、一段の利下げに前向き。とはいえ、トルコ、地政学リスク、対米関係リスクという爆弾を抱えているので、米イラン対立が再び悪化すれば(おそらくするでしょうが)、通貨防衛のために利上げに急転することも十分ありえます。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

南アランド/円:

 SARB(南ア準備銀行)は据え置き予想に反して、政策金利を0.25パーセントポイント利下げして6.25%に設定しました(予想は据え置き)。決定は全会一致。

 国内物価が沈静化して利下げ余地が生まれたことが背景。しかし来月の格下げ見直しで、格下げがほぼ確実といわれるなかで、投資家離れにつながりかねない利下げを疑問視する声もきこえています。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

17日:中国GDP、英小売売上高、欧州HICP、米住宅着工 など

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。