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著者の荒地 潤が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「「ドル/円急上昇、149円台へ。来週前半の円安のメドは?」」
今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは149.95円
↓下値メドは147.65円
インフレ期待:世代によって購入する商品が異なるから、インフレ期待も世代によって異なる
ブラックリスト:米国のクレカの支払い滞納件数増加、コロナ前の件数超える
米中貿易摩擦:国内消費を伴わない生産による成長目標達成計画は、貿易制裁の影響を受けやすい
生活防錆:ウォルマートCEO「消費者は食料品のような必要不可欠な商品以外の支出は減らしている」
スイス利下げ:政策金利1.25%、SNBは9月に再利下げ
前日の市況
8月15日(木曜)のドル/円相場は前日比2.04円の「円安」。
2024年164営業日目は147.21円からスタートして、東京時間昼過ぎに147.05円まで下落したが、大台を割ることはなく、しばらくもみ合いを続けた。
米小売大手のウォルマートが「個人消費に陰りは見えない」とコメントするなかで、NY市場に発表された米国の小売売上高の7月は前月比1.0%増と市場予想(0.4%増)を大きく上回り、2023年1月以来の大幅な伸びとなった。雇用関連のデータも堅調で、今月初めの米雇用統計発表以来くすぶっていた米国の景気後退不安が払しょくされた。米国株式市場ではS&Pが5,500ドルを回復。ドル/円は急上昇して、149円台に乗せると明け方には149.38円まで円安に動いた。終値は149.37円。24時間のレンジ幅は2.32円。
週末から来週前半の「円安・円高のメド」
円安のメドは、
149.37円
149.78円
150.89円
153.90円
155.22円
円高のメドは、
147.05円
146.07円
145.42円
144.25円
143.61円
ドル/円:短期
短期:円安
8月1日から8月15日までのドル/円のレンジは、141.68円から150.89円。
レンジ幅は9.21円。
高値と安値の50%(中間点)は、146.29円。
安値と中間点の50%は143.98円。
高値と中間点の50%は148.59円。現在のレートはこの水準より円安に位置。
ドル/円:中期
中期:円高
7月1日から8月15日までのドル/円のレンジは、141.68円から161.95円。
レンジ幅は20.27円。
高値と安値の50%(中間点)は、151.82円。現在の水準は、中間点よりも「円高」。
安値と中間点の50%は146.75円。現在のレートは、この水準よりも「円安」。
ドル/円:2024年
長期:円高
2024年のドル/円のレンジは140.79円から161.95円
レンジ幅は21.16円。
高値と安値の50%(中間点)は、151.37円。
現在の水準は、中間点よりも「円高」。
安値と中間点の50%は146.08円。現在レートはこの水準よりも「円安」。