お金の知識を増やせば不安はなくなる

 ついお金の話題だと節約やポイント、利益が出そうな話に目がいきがちです。しかし本来ライフプランを考える上で、まず初めに知らないといけないことは国の公的な制度、そしてライフスタイルによって必要となるお金です。

 最初から資産を持っている人はわずかです。しかしできるだけ早くお金について考え、知識を増やしておくことが20年後30年後に大きな違いとなります。そして日常生活で計画的に生活をしていても、退職金や相続などで大きな資金が入った時に、安易に資産運用を始めたり、大きな買い物をしたりすることがないように気をつけなければいけません。

 日本では学生時代にお金の教育を受ける機会がほとんどありませんが、お金の知識を得ることに遅いことはありません。お金に関することには専門用語や複雑な仕組みもあります。しかしだからといって専門家に任せっきりでは、いつまでも自分でお金の将来設計を描くことができません。

 たとえ国や公的機関は発表する「平均的な家庭」というデータが、自分に当てはまるとは限りません。「自分の人生」において大切なお金について、しっかりと向き合うことがお金の不安をなくす近道になるはずです。