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「押さえ込み線」後のローソク足に注目
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

「押さえ込み線」後のローソク足に注目

2014/9/5
今週の日経平均の動きを辿ると、直近の戻り高値(8月22日の15,628円)を突破し、かねてよりウォッチしてきた7月末の高値から8月8日の安値にかけて急落した下落幅の「全値戻し」を達成するなどの反発局面がありました。
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今週の日経平均の動きを辿ると、直近の戻り高値(8月22日の15,628円)を突破し、かねてよりウォッチしてきた7月末の高値から8月8日の安値にかけて急落した下落幅の「全値戻し」を達成するなどの反発局面がありました。

とはいえ、全値戻しを達成した9月3日の取引は、午後14時ごろに安倍改造内閣のメンバーが公表されたタイミングから上げ幅が縮小し、結局、ローソク足が陰線となって終了したほか、翌4日も陰線となっています(図1)。

(図1)日経平均(日足)チャート

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

反発局面で陰線が2日続くことになったため、チャートの見た目からも、何となく「上値が重たいのではないか」、「再び下落に転じるのではないか」という印象を持ってしまいがちですが、ここ数日の動きをもう少し細かく見ていきたいと思います。

(図2)日経平均の分足(5分)チャート

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

上の図2は9月2日~4日の日経平均の5分足チャートです。全値戻しを達成したものの、日足のローソク足では陰線だった3日の動きに注目すると、2日の終値よりも上で推移していたほか、翌4日の値動きも、引け間際にほんの少し下回る場面がありましたが、こちらも2日の終値を維持していると言って良いです。また、両日とも、スタート(始値)は2日の終値よりも高かったことが分かります。再び日足のローソク足でみると下の図3のようになります。

(図3)押さえ込み線

陰線が出現したとしても、大きく上昇した陽線よりも高くスタートしているこのローソク足の組み合わせは「押さえ込み線」と呼ばれ、売りが強まっているというよりは、「相場の勢いが一時的に押さえ込まれているのでは?」という考え方があります。今後、これらの陰線を上抜く陽線が出現すれば再び上値をトライする可能性があり、買いサインとされています。

そのため、5日以降のローソク足がどのような形で出現するのかが注目点です。理想的なのは陰線を上抜く陽線となることですが、まずは、5日の日経平均が2日終値(15,668円)よりも高く始まり、2日の始値(15,526円)よりも下がらなければ、ひとまず押さえ込み線は継続となり、翌週の8日の動き待ちとなります。逆に、2日の終値よりも安く始まる、もしくは「窓」を空けての下落スタートとなった際には、深押しする可能性があるため、注意が必要となります。

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