お金と投資をもっと身近に
facebook twitter
日経平均が大幅続伸底入れ近い?
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

日経平均が大幅続伸底入れ近い?

2016/3/3
2日の日経平均は、661円(4.1%)高の16,746円でした。前日の海外市場で、円安・原油高・欧米株高が進んだことが好感されました。
facebook twitter メールで送る 印刷

2日の日経平均は、661円(4.1%)高の16,746円でした。前日の海外市場で、円安・原油高・欧米株高が進んだことが好感されました。2日は、上海総合株価指数も、前日比4.3%上昇しました。リスク資産がそろって上昇する「ミニ・リスク・オン」状態です。これで底入れと即断はできませんが、底入れに向けた最初の動きと見ることはできます。

(1)裁定買い残高は1.83兆円まで減少

裁定買い残高の変化に、株価指数先物・オプションに絡む投機的ポジションの変動が表れます。3月2日に東京証券取引所が公表した、2月26日時点の裁定買い残高は1.83兆円まで減少しています。先物・オプションが絡む投機的な買いポジションの整理が進んでいることがわかります。今後、先物・オプションに絡む突発的な売りは減少すると予想されます。

日経平均と裁定買い残高の推移:2013年1月4日―2016年3月2日

(出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成)

裁定買い残高は、毎週水曜日の15時30分ころに、前週末の状況が、日本取引所グループのHPに公表されます。また、裁定買い残高の推移をまとめた各種サイトもあります。「裁定買い残」とネット検索すると、データを見ることができます。

(2)近年は裁定買い残高1.8~2.6兆円で、短期的に日経平均反発の傾向が見られた

日経平均と裁定買い残高の推移:2013年1月4日―2016年3月2日

(出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成)

裁定買い残高が、いくらまで減ったら日経平均が反発するか、決まっているわけではありません。2.6兆円で反発することも、1.8兆円で反発することもあります。また、今後さらに、1.5兆円まで減る可能性も無いとは言えません。

裁定買い残高の変化から、投機筋の買いポジションの減少が続いていることが読み取れますが、これだけで反発点をピンポイントで当てることはできません。あくまでも参考データとしてみるべきものです。

(3)近年は裁定買い残高3.5~4.5兆円で、短期的に日経平均反落の傾向が見られた

日経平均と裁定買い残高の推移:2013年1月4日―2016年3月2日

(出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成)

裁定買い残高が、いくらまで増えたら日経平均が反落するかも、決まっているわけではありません。裁定買い残高が増えている時は、投機筋の買いポジションの増加が続いていることが読み取れます。参考データとしてみるべきものです。

(4)まだ残る不安要因

  • 原油先物への売り仕掛けが終わったとは言えない

足元、原油先物の反発が続いています。主要産油国が「増産の凍結」で合意したことが、反発のきっかけとなりました。ただし、合意が守られる保証はありません。過去には、合意を破って増産する産油国が多数見られました。

合意を破る増産が観測されると、原油先物に投機筋の売り仕掛けが復活する可能性はあります。

  • 円高が終わったとも言えない

今年、米FRBが何回追加利上げできるか、見方が割れています。市場予想では2-3回の利上げが見込まれています。世界的な株安が続き、米景気に失速の懸念が出ると、利上げはできなくなるとの見方につながり、円高(ドル安)が進みます。今は、「ミニ・リスク・オン」で円安に戻りましたが、今後「リスク・オフ」が復活して、もう一度、円高が試される可能性は残っています。

(5)ここからの日本株投資をどう考えるべきか

私は、日経平均は既に大底をつけていると考えていますが、それでも、このまま一本調子の上昇は期待できないと思います。まだ、為替や原油価格を起点として、下落する局面もあると思います。

余裕資金をお持ちの方は、業績好調で割安になった内需株から買い始めて良いと考えています。お持ちの投資資金で既にめいっぱい投資している方は、上昇局面で少し売り、下がったら買い戻すという、きめ細かな売買を検討してもよいと思います。

明日から、さらにいろいろな投資銘柄のアイディアについて、書きます。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

つみたてNISA
人気記事ランキングTOP

 

このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください日経平均が大幅続伸底入れ近い?

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

日経平均が大幅続伸底入れ近い?

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

 

 
フレッシャーズ

 
タイムトリップ
 

 

 
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。