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日経平均のテクニカル分析
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

日経平均のテクニカル分析

2015/12/22
21日の日経平均は、一時335円安の18,651円まで下がりましたが、その後、押し目買いが入り、大引けは70円安の18,916円と、下げ幅を縮小しました。
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21日の日経平均は、一時335円安の18,651円まで下がりましたが、その後、押し目買いが入り、大引けは70円安の18,916円と、下げ幅を縮小しました。日銀が、先週発表した金融緩和「補完」策に基づき、さっそく日本株のETFを369億円購入したことも、後場の日経平均反発に寄与しました。

現時点で、19,000円を超えると戻り売り圧力が強まるが、19,000円を割り込むと押し目買いが入りやすいことがわかります。日経平均が上昇トレンドを取り戻すのは、来年以降となりそうです。

(1)日経平均は19,000円を挟んで乱高下

10月以降の日経平均の動きを振り返りながら、価格帯別の需給状況について、週足から読み取れることを、解説します。

日経平均週足:2015年10月1日―12月21日

注:楽天証券経済研究所が作成

10月以降、日経平均は順調に上昇し、11月に一時20,000円をつけましたが、12月に入ってから下落に転じました。足元の週足を見ると、19,000円より上では戻り売り圧力が大きいが、19,000円より下では押し目買いが入るイメージとなっています。

赤矢印をつけた2つの週足を見てください。左側が、日経平均激動の週となった先週(12月14-18日)の週足です。上に長い「上ヒゲ」が出ています。これは、戻り売り圧力が強いことを示します。

では、先週の日経平均の動きを簡単に振り返ります。週初、米利上げが迫っていることへの警戒から19,000円を割れて始まりましたが、米利上げは織り込み済みで、実際に利上げが発表になる直前から日経平均は大幅上昇に転じました。18日には日銀の金融緩和補完策の発表が追加緩和と誤解され、一時20,000円の近くに迫りましたが、追加緩和でないことがわかって一気に19,000円割れまで急落しました。

こうして形成された19,000円台の長い「上ヒゲ」から、少なくとも現時点で19,000円を超えると売り圧力が強いことがわかります。

ただし、19,000円を割れると、押し目買いを待っている資金もあることがわかります。赤矢印をつけた右側の週足を見てください。これは、12月21日(1日だけ)の日足です。午前中19,000円台を売っていこうとしたものの、午後は押し目買いが入って、19,000円の近くまで戻しました。19,000円より上を買っていこうとしても売られる一方、19,000円より下を売っていこうとしても買い戻される形です。海外で何か新しい売り買い材料が出ない限り、しばらく19,000円から積極的に買いも売りも仕掛けにくいムードとなりました。

(2)日経平均20,000円が上値抵抗線、18,500円から19,000円の辺りに下値抵抗線

もう少し長めの日経平均週足を見てみましょう。

日経平均週足:2015年1月4日―12月21日

注:楽天証券経済研究所が作成

価格帯別の需給を見る目的で、私が週足チャート上にいろいろ線を引きました。見ていただきたいポイントは、以下の3点です。

  • 日経平均2万円は上値抵抗線となっている(青矢印をつけたところをご覧ください)

4-5月に上値抵抗線となった2万円で、11-12月も打ち返されました。2万円が上値抵抗線となっていることがわかります。「20,000」のように区切りのいい数字が節目となる必然性はないのですが、そういう区切りのいい数字を売りや買いの目標値とする投資家が多いため、後からみると区切れのいい数字が節目となることが多いのは事実です。

  • 日経平均19,000円より下では、押し目買いを狙っている資金があると考えられる(赤矢印をつけたところをご覧ください)

19,000円より下を売っていこうとすると、押し目買いによって反発していることがわかります。

  • 目先19,000円を中心とした「三角もちあい」を形成していくと予想される(赤で引いた2本の線をご覧ください)

激動が続いてきた日経平均ですが、徐々に、19,000円前後を中心としたボックス相場に入りつつあるように見えます。今後新規にサプライズとなる売買材料が出ない限り、目先は、19,000円を中心とした三角もちあいを形成する展開となりそうです。

株は短期的には需給や材料で、長期的にはファンダメンタルズ(景気や企業業績)で動きます。今日は、日経平均の週足から読み取れる「目先の需給」についてお話ししました。

来年になると、景気・企業業績に市場の注目が移り、乱高下を繰り返しながらも、日経平均は下値を切り上げていく展開になると考えています。

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