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あえて中国関連株から投資銘柄を選ぶと・・・
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略を毎営業日レポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者と…

あえて中国関連株から投資銘柄を選ぶと・・・

2015/10/8
今、中国経済への悲観が強まっています。これから始まる9月中間決算の発表では、中国で事業を行っている企業の業績悪化が話題になるでしょう。
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今、中国経済への悲観が強まっています。これから始まる9月中間決算の発表では、中国で事業を行っている企業の業績悪化が話題になるでしょう。そんな不安を映して、日本株でも、いわゆる「中国関連株」は株価下落率が高く、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)で見て割安になっている銘柄が増えています。こんな時あえて、中国関連株から投資銘柄を選ぶと、どのようなものが挙げられるでしょうか?

(1)人の行く裏に道あり花の山

嫌われ者の割安株を買うと、そのまま株価が低迷することが多いですが、中には見直されて株価が大きく上昇するものもあります。中国関連株にも、決して買うべきでない不振株と、見直し余地のある株があるでしょう。なるべく、後から見直される余地の大きい中国関連株に投資したいものです。以下のようなものが、その候補になると思います。

  • イメージだけの「中国関連株」
    中国関連事業をやっているので「中国関連株」と言われ株価が安くなっているが、売上高・利益に占める中国事業の比率は高くない。業績好調のわりに株価が安くなっているので、決算発表後に見直される。
  • 株価が下げ過ぎの「中国関連株」
    中国経済の影響を受け、業績が悪化している。そのために、株価が急落した。確かに中国事業の不振で、今期利益は不振だが、株価は下げ過ぎている。決算発表で低調な業績を発表しても、市場の懸念ほど利益が減っていなければ株価は見直されて上昇する。

(2)「日経中国関連株50」から選ぶ投資参考銘柄

日本経済新聞社は、中国関連事業をやっている主要日本企業50社を選定し、「日経中国関連株50」に指定しています。その中から、PERやPBRが低く、今後見直し余地があると私が考える銘柄は、以下の通りです。

日経中国関連株50から選んだ投資の参考銘柄

コード 銘柄名 株価:円 PER:倍 PBR:倍 配当利回り
5108 ブリヂストン 4,257.0 10 1.5 2.8%
5401 新日鐵住金 2,415.5 8 0.7 2.9%
5802 住友電気工業 1,630.5 14 0.9 2.1%
6326 クボタ 1,813.0 15 2.0 1.6%
6471 日本精工 1,291.0 10 1.5 2.6%
6501 日立製作所 660.0 10 1.1 1.8%
6503 三菱電機 1,192.5 12 1.4 2.3%
7203 トヨタ自動車 7,351.0 10 1.4 2.7%
8058 三菱商事 2,219.0 10 0.6 2.5%
コード 銘柄名 コメント
5108 ブリヂストン 高級タイヤで高いブランド力。米国が利益を牽引。中国事業の比率は高くない。
5401 新日鐵住金 中国の過剰生産で鉄鋼市況下落。中国メーカーと競合しない高級品比率高い。
5802 住友電気工業 自動車向けモジュール好調。超電導や蓄電池などの技術力にも注目できる。
6326 クボタ 米作機械やトラクターで高い技術力。米国好調だがアジア不振。中国も低調。
6471 日本精工 自動車用ベアリング拡大。産業用も成長。中国向けに注力中。競争は厳しい。
6501 日立製作所 事業の選択と集中に成功。社会インフラ事業や自動車関連事業を拡大中。
6503 三菱電機 FA(工場自動化)、航空宇宙事業で高い技術力。中国向けが足元FA鈍化。
7203 トヨタ自動車 中国の反日デモで被害。中国比率は高くない。米国好調で利益上ぶれ見込む。
8058 三菱商事 中国減速で石炭下落。資源事業不振。非資源事業成長で高水準の利益続く。

(注:楽天証券経済研究所が作成)

ただし、「中国関連株」への投資は、現時点では手探り状態です。今から投資して、リバウンドが狙えるものを選別しているつもりですが、中国関連事業の利益が予想以上に悪化するリスクも残っています。中国関連株への過大な傾斜は避けるべきかと思います。

(3)鉄鋼株の現状については後日、さらに報告する予定です

過去のレポートで、鉄鋼株を投資の参考銘柄として、何回か紹介してきましたが、紹介してから株価は下がっています。鉄鋼産業全般に、今期の業績は、私の見通しより悪化しています。ただし、長期的な利益回復見通しは、現時点で変わっていないので、株価下落によって株価がさらに割安になったと判断した新日鐵住金(5401)を、今回のレポートで投資の参考銘柄に、改めて掲載しています。

鉄鋼産業の現状については、9月中間決算の発表後に、改めて報告したいと考えています。

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