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連休中の世界の動き原油反発続く資源国株上昇
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略を毎営業日レポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者と…

連休中の世界の動き原油反発続く資源国株上昇

2015/5/7
日経平均は、連休谷間の4月30日に▲538円と急落しました。5月1日は+11円の19,531円でした。1-3月の米GDP成長率が前期比年率+0.2%に急失速し、米景気への信頼感が低下したことが嫌気されました。
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日経平均は、連休谷間の4月30日に▲538円と急落しました。5月1日は+11円の19,531円でした。1-3月の米GDP成長率が前期比年率+0.2%に急失速し、米景気への信頼感が低下したことが嫌気されました。

今日(5月7日)の日経平均も下げて始まる可能性が高いと考えています。シカゴのCME日経平均先物(円建て)は、日本時間午前6時10分現在、19,325円まで下落しています。ドル円為替レートは1ドル119.46円です。ニューヨークのWTI原油先物(期近)は、1バレル60.69ドルへ上昇しています。6日のNYダウは前日比▲86ドルの17,841ドルでした。

(1)連休中の世界の動き

連休中の世界の動きで、注目すべきは以下の3点です。

  • 原油反発が継続
  • 資源国株(ブラジル・ロシア)が上昇、非資源国(インド・ドイツ)は売られる
  • NYダウは18,000ドル中心に一進一退

(2)原油の反発が継続、NYのWTI原油先物は1バレル60ドル台に乗せる

ニューヨークWTI原油先物の動き:2014年4月1日~2015年5月5日

(注:シェールオイル生産コストは楽天証券経済研究所の推定)

北米シェールオイルの生産は、最近ようやく減少に転じた模様です。これを受けて、原油先物の反発が続いています。昨年、原油が急落した主な要因は、シュールオイル増産で原油が世界的に供給過剰となったことでした。シェールオイルの生産コストは、油井ごとにバラツキが大きく、1バレル40~80ドルに分布していると推定されます。当初コスト割れの油井が増えても、シェールオイルの生産増加が続いていることから、原油価格は下げ止まりませんでした。コスト割れになっても一旦生産を開始した油井は生産を停止することができないからです。ただし、新規油井の開発は、大幅に減少しました。その効果が最近になってようやく現れてきました。シェールオイルの生産が減少に転じた模様です。

(3)資源国株が、原油反発を受けて上昇。非資源国は売られる。

資源国株(ブラジル・ロシア)株の動き:2014年末~2015年5月5日)

非資源国株(インド・ドイツ)株の動き:2014年末~2015年5月5日)

(4)NYダウは18,000ドル中心に一進一退

資源国・非資源国の両面を持つ米国株の動き:2014年末~2015年5月5日

エネルギー価格の低下は、エネルギー多消費国の米経済に最終的にはプラス影響をもたらすと考えられます。ただし、原油価格の下げピッチが速過ぎたために1-3月はマイナス効果が先行しました。シェールオイル掘削業者に破綻するところが出るなど、石油関連産業の利益が大きく減りました。また、資源開発関連の設備投資にも急ブレーキがかかりました。

原油価格が反発に転じたことは、米景気にプラスと考えられます。ただし、NYダウは目先、上値が重くなると考えられます。

  • 米景気が良いと判断されると、米FRBによる利上げリスクが意識される。
  • 米景気失速と判断されると、利上げは遠のくが、企業業績の悪化が懸念される。

(5)下げ局面は日本株の買い場になると考えています

これから、日本の景気・企業業績の回復色が少しずつ強まっていくとの見方は変わりません。下げたところは買い場と判断しています。

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