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過熱感はほぼ解消、ここは買い場と判断
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略を毎営業日レポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者と…

過熱感はほぼ解消、ここは買い場と判断

2014/12/12
11日の日経平均は、155円安の17,257円でした。9時29分に368円安の17,043円まで売られましたが、その後、押し目買いが入り、下げ幅を縮小しました。下値には買いが控えており、下値は堅いと感じられる動きでした。
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11日の日経平均は、155円安の17,257円でした。9時29分に368円安の17,043円まで売られましたが、その後、押し目買いが入り、下げ幅を縮小しました。下値には買いが控えており、下値は堅いと感じられる動きでした。

私は、来年、景気・企業業績は回復に向かうと考えており、スピード調整が済めば、日経平均は再び上値トライすると考えています。

(1)過熱感はほぼ解消

経平均日足:2014年9月1日~12月11日

(出所:楽天証券経済研究所が作成)

上のチャートで、①②③と番号をつけた部分の状況を詳しく説明します。

  • 11月中旬に、相場の過熱感が最も強かった

11月14日に、日経平均の、25日移動平均線からの上方かい離率が10%を超えました。10月末から日銀サプライズ緩和、解散総選挙発表など買い材料が次々と出て、日経平均が急騰したためです。上昇ピッチが速すぎることに警戒感が高まる中で、11月17日に日経平均が突然517円下がりました。この日の朝、7-9月のGDP速報値が発表され、ネガティブ・サプライズだったことが、売りのきっかけになりました。

ただし、そこは後から振り返れば買い場でした。その後、円安・原油安など日本経済にとって追い風となる材料が続いたので、日経平均の下値は支えられました。

  • 11月下旬に、相場の過熱感は薄れる

11月下旬に、25日移動平均線との上方かい離率が縮小し、過熱感が薄れました。そこで、12月に日経平均は再び上値トライしました。ただし、12月8日には再び過熱感が意識されるようになりました。25日移動平均線とのかい離はさほど高くなっていませんでしたが、騰落レシオ(25日移動平均線)が過熱を示す140を超えていたからです。

  • 日経平均は12月10日に400円安、11日に122円安となり、過熱感は払拭される

12月10日・11日の急落で、日経平均は25日移動平均線を割り込みました。騰落レシオは11日に104.53まで下がりました。これで、相場の過熱感はほぼ解消しました。

東証一部の騰落レシオ(25日移動平均):2014年9月1日~12月11日

(出所:楽天証券経済研究所が作成)

<参考>騰落レシオ(25日移動平均)とは

東証一部上場銘柄の値上がり銘柄数を、値下がり銘柄数で割ったものを、東証一部の騰落レシオといいます。過去25営業日の騰落レシオの平均を、騰落レシオ(25日移動平均)といいます。一般的には、これが120を超えると相場は過熱し始めていると考え、80を下回ると短期的に売られ過ぎと、考えます。

(2)日本株は買い場と判断

今回の日経平均急落は、私は短期的な過熱感が最大の原因と考えています。円安効果、米景気好調・原油急落の恩恵によって、来年には日本の景気・企業業績は回復に向かうと考えていますので、過熱感がほぼ解消した今、買いの好機と判断しています。

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