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保険株を見直し
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略を毎営業日レポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者と…

保険株を見直し

2014/9/26
25日の日経平均は、206円高の16,374円で、年初来高値を更新しました。9月中間決算で、企業業績の上方修正が増えると予想されますが、それを先取りした動きが出つつあると思います。来年3月に日経平均は18,000円まで上昇するという予想を継続します。
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25日の日経平均は、206円高の16,374円で、年初来高値を更新しました。9月中間決算で、企業業績の上方修正が増えると予想されますが、それを先取りした動きが出つつあると思います。来年3月に日経平均は18,000円まで上昇するという予想を継続します。

(1) 損害保険株に改めて注目

日経平均が高値を更新した後、保険株の値動きが良くなることが過去にはよくありました。保有する資産(株や不動産)の時価が上昇することが意識されるからです。

損保株の短期的な値動きは、保険業の損益よりも、保有する株や不動産の値動きで決まることが多かったです。日経平均の上昇が続くならば、ここから損害保険株への投資が面白くなります。

本業(保険業)の損益も、もちろん重要です。短期的な株価への影響は必ずしも大きくありませんが、長期的な株価変動には影響します。

日本の損保会社は長年にわたり、自動車保険の赤字に苦しんできました。ところが、近年、損益改善のために料率引き上げを実施した効果で、自動車保険は改善しました。つまり、本業損益は改善しつつあります。

私は、海外での事業拡大にも成功している東京海上HLDGに注目しています。また、その他の参考銘柄として、MS&ADインシュアランスHDや損保ジャパン日本興亜HLDGもあります。

(2)生命保険株は長期金利が上昇しないと買われにくい

同じ保険株でも、生命保険株は、損害保険株とは値動きが異なります。株や不動産をたくさん保有していて、日経平均の上昇時に株価が上がりやすいのは同じです。ただし、それだけではありません。

生命保険株は、長期金利の変動にも株価が大きな影響を受けます。長期金利が上昇する時、生命保険株は買われ、長期金利が下落する時、生命保険株は売られる傾向があります。長期金利が、保有する保険契約の価値に大きな影響を与えるからです。

20年30年継続する終身保険契約を引き受けた生命保険会社は、20年30年の長期固定金利で資金を調達したのと同じです。長期金利が低下すると、保険金を債券で運用する収益が減少するので、保険契約の価値が低下します。逆に、長期金利が上昇すると保険契約の価値は上昇します。

現在、日本の長期金利は0.5%の低位に張り付いています。この金利水準では保有する長期保険の利ざやが赤字になりかねません。株価上昇によって、生命保険株の株価も短期的に上昇するかもしれません。しかし、長期金利の上昇が見通せるようにならない限り、上値は重いと考えられます。

したがって、私は、今、保険株に投資するならば、生命保険株より損害保険株の方が良いと考えます。ただし、将来、日本の長期金利が大きく上昇すると予想する投資家は、金利低下で売られた生命保険株を今のうちに買っておくという戦略もあり得ます。その場合は、第一生命保険、T&D HLDGなどが投資候補となります。

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