お金と投資をもっと身近に
facebook twitter
日本株に強気の判断継続
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

日本株に強気の判断継続

2014/6/6
5日の日経平均は11円高の15,079円。日本株は、新たな上昇トレンドに入りつつあると考えています。
facebook twitter メールで送る 印刷

5日の日経平均は11円高の15,079円。日本株は、新たな上昇トレンドに入りつつあると考えています。

(1)欧米の金利低下が、世界の株式を上昇させる要因に

5日、ECB(欧州中央銀行)が利下げに踏み切りました。事前の市場予想通りですが、これを好感して5日の欧米株式は堅調に推移しています。

欧米の金利低下が、世界の株式をジリジリと上昇させる展開が続いています。アメリカもヨーロッパも、景気が徐々に持ち直していますが、けっして景気が強いといえる状態ではありません。そのおかげで、アメリカとヨーロッパの金利は低いままです。これは、株式が上昇するための理想的な環境です。

景気・金利・株式には、一般的に以下の関係があります。

  景 気 金 利 株 価
(1)景気回復初期 回 復 低いまま 上 昇
(2)景気回復末期 回 復 上 昇 下 落
(3)景気後退初期 悪 化 高いまま 下 落
(4)景気後退末期 悪 化 低 下 上 昇

上記の株価循環パターンは、過去の景気循環で何度も繰り返されてきたことです。

この表にあてはめて考えると、現在の欧米景気は、①景気回復初期にあると考えられます。市場関係者は、ここから景気が過熱して②景気回復末期に入って金利が上昇することを心配していました。金利上昇が、株価上昇を終わらせることが多いからです。

ところが、最近は、アメリカもヨーロッパも、「景気は回復しているものの、けっして強くはない」と言われています。金利は、アメリカで大方の予想に反して低下し、ヨーロッパでも低下が続いています。

アメリカやヨーロッパ経済は成熟しており、おおむね過去のような高成長は望めなくなっています。インフレ率は1%台まで低下して落ち着いています。今、起こっていることだけを見ると、欧米の経済状態が①景気回復初期に長くとどまる気配です。この状態は株式市場にとってプラスです。

今の欧米株式は、PER(株価収益率)でみて、割高ではありません。今は、世界の株式に素直に強気でいい局面と考えています。日本株も、この流れの中で、上昇が続くと考えています。

(2)今日の日経平均は大引けにかけて伸び悩みか反落と予想

中長期で上昇が続くとみる日本株ですが、今日は、反落する可能性もあります。今晩のNYで重大イベント(5月の雇用統計発表)を控えているからです。日経平均は過去11営業日で10日上昇しています。連騰が続いているので、いったん利益確定する動きが出るかもしれません。

(3)5月の米雇用統計、事前の市場予想

米労働省が発表する雇用統計で、注目の非農業者部門の雇用者数は、4月の伸び(+28.8万人)より縮小して21.3万人の増加と予想されています。それでも、20万人増を上回っていれば景気は好調と判断されます。

アメリカの非農業部門雇用者増加数の推移

4月の伸びは、大寒波の影響で12月―1月の伸びが低かった反動と考えられています。5月の伸びは、4月よりも減る見込みですが、寒波反動がなくなるだけで問題ありません。景気好調と判断されえる20万人を超えることが予想されています。

失業率は、0.1%上昇して6.4%になると予想されていますが、長期的な低下傾向の中にあり、問題ありません。アメリカで長期的に労働参加率が落ちているので、失業率の低下は、あまり景気実態を表していないとの見方もあります。景気実態をよく表すとして注目が高いのは、失業率ではなく、上記の非農業部門雇用者変化です。

アメリカの完全失業率推移

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

つみたてNISA
人気記事ランキングTOP

 

このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください日本株に強気の判断継続

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

日本株に強気の判断継続

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

 

 
フレッシャーズ

 
タイムトリップ
 

 

 
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。