日経平均に底入れ感が出てきました。これまで上値を抑えてきた外国人投資家の売りが一巡したためと考えらます。日経平均は徐々に下値を切り上げる展開と予想します。
(1)日本株は、テクニカル指標が好転
<日経平均の週足>2013年1月~2014年5月

日経平均は、先週の上昇によって、1月以降切り下がってきた上値抵抗線を上へ抜けました(上のチャートの黄色で○をつけた部分)。同時に、長らく上値を抑えてきた13週移動平均線よりも上へ行きました。テクニカル面で、底入れの可能性が出ました。
日経平均は昨年5~10月にかけて作った大きな三角保ち合いの収束水準であった14,000円が今年に入ってから下値支持線として意識されてきました。1-5月に何回かこの下値支持線を破って下へ抜けさせようとする動きがありましたが、最終的にこの下値支持線を守り切ったと考えます。
(2)外国人投資家の売りは一巡したと判断
今年に入ってから、外国人投資家が日本株を1.8兆円も売り越しています。下値を叩いて売る乱暴な売り方が目立ち、1-4月にかけて日経平均の上値が重い原因となりました。ただし、外国人が日本株だけを積極的に売る理由はなくなったと見ています。
1月に世界的に株が下がって日本株に外国人売りが増えましたが、4月以降は、世界的に株が上昇しています。インド・インドネシアなど新興国株の上昇が目立つほか、NYダウも先週末に最高値を更新して堅調です。日本株だけを売り込む理由はなくなりました。
(3)低すぎる今期(2015年3月期)業績予想は、上方修正されると予想
発表が終わった3月期決算企業の今期見通しが低すぎることが、日本株の上値を抑えてきました。私は、中間決算が発表される10月ころには上方修正が増えると予想しています。
<2015年3月期業績見通し>
| 6月時点 | +2%増益 |
| 10月時点 | +7~10%増益へ上方修正されると予想 |
| 最終着地 | +10~15%増益を予想 |
(注)全産業(除く金融)経常利益(前年比)の会社予想
消費税引き上げ後も、国内景気は当初懸念された程悪くはなっていません。7月以降には、増税の影響が薄れて、国内景気は引き続き拡大に向かうと予想しています。また、アメリカの景気も好調が続くと考えています。日本の企業業績予想が上方修正になる素地が整ってきていると思います。
(4)想定リスクは、中国
政治でも経済でも、中国が想定されるリスクと考えます。中国が、世界の金融市場が無視できないほどの摩擦を近隣諸国と起こす可能性、中国経済が予想以上に悪化する可能性は、考慮しておく必要があります。



















































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