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最高益更新が続く小売株
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

最高益更新が続く小売株

2014/4/22
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今週から3月期決算企業の決算発表が始まっています。今年度(2015年3月期)の業績予想を、各社がどのように出してくるかが注目です。イメージをつかむために少し参考になるのが、すでにほぼ出揃っている2月期決算企業の今年度(2015年2月期)予想でしょう。

日本企業は大半が3月決算ですが、小売業は2月決算がたくさんあります。すでに出ている2月決算の小売業では、今期、最高益更新を見込む企業が多いようです。

(1) 今期業績の会社予想一覧

2月決算小売業の時価総額上位11社の、2015年2月期業績(会社予想)は以下の通りです。黄色で色をつけているのが、売上高・営業利益が過去最高となるところです。高島屋(8233)スギホールディングス(7649)以外は、すべて今期営業最高益を更新する予想です。

コード 銘柄名 業態 売上高
(会社予想)
前年比 営業利益
(会社予想)
前年比
7453 良品計画 雑貨 2,527 14.5% 255 21.9%
8227 しまむら アパレル 5,400 7.4% 507 21.1%
8267 イオン 大手スーパー 70,000 9.5% 2,000 16.7%
2651 ローソン コンビニ 4,980 2.6% 750 10.1%
8233 高島屋 百貨店 9,000 -0.5% 310 6.5%
8028 ファミリーマート コンビニ 3,863 11.8% 460 6.2%
2670 ABCマート 2,030 8.0% 358 4.9%
3382 セブン&アイHLDG コンビニ 61,300 8.8% 3,560 4.8%
9843 ニトリHLDG 家具 4,130 6.6% 650 3.1%
3086 J.フロント リテイリング 百貨店 11,720 2.2% 430 2.8%
7649 スギHLDG 薬局 3,890 6.5% 200 -0.5%

(2) 小売業には安定成長企業が多い

小売業というと、「少子高齢化が進む日本の内需産業で、成長性が期待できない」というイメージを持つ人が多いと思います。ところが、意外にも小売業からは、成長株が多数出ています。

小売業には3つの成長ドライバーがあります。

  • 製造小売業として成長
    製造小売業として成長:大手小売業は、利益率の低いナショナルブランド品を減らし、自社開発ブランド品を増やすことで利益を拡大させてきました。商品開発から生産・在庫管理までやるので、製造小売業と言われることがあります。最高益を更新中の専門店の良品計画(7453)しまむら(8227)ABCマート(2670)ニトリ(9843)や、コンビニのローソン(2651)ファミリーマート(8028)セブン&アイ(3382)はこの取り組みが進んでいます。百貨店・大手スーパーはこの取り組みが遅れているが、イオン(8267)は急速にキャッチアップしつつあります。
  • 海外で成長
    内需株であった小売業が、近年はアジアなど海外で成長し始めています。日本で強いビジネスモデルが、そのままアジアで通用するケースが多いからです。コンビニエンスストア各社や、良品計画などが、アジアで売り上げを伸ばしています。「ユニクロ」を展開する8月決算のファーストリテイリング(9983)も海外での売上拡大が軌道に乗ってきました。
  • ネット販売で成長
    ネット販売が本格成長期を迎えています。MonotaRO(3064)スタートトゥデイ(3092)など、時価総額が小さい企業に、ネット小売の成長企業が多数あります。時価総額の上位企業もネット販売を始めていますが、自社店舗と競合するので、今のところ、あくまでも補完的ビジネスと位置づけているようです。ただし、セブン&アイのように、実店舗とネットを融合させた小売りチャネル(オムニチャネル)を「第二の創業」と呼んで積極拡大する方針の企業もあります。

(3)今期も日本の企業業績は好調

今期も企業業績は好調が続きそうです。2月決算小売業に、最高益を予想する企業が多いことからもわかります。小売業には、期初から強気の業績予想を出す傾向があることを多少割り引かなければなりませんが、それでも景気の基調が強いことは確認できます。

さて、これから決算発表シーズンを迎える2015年3月期銘柄の業績予想は、当初低めに出てくるでしょうが、私は、最終的に二桁増益が可能と予想しています。

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