16日の日経平均は、420円高の14,417円。一時、割り込んだ下値支持線(14,180円)を一気に超えました。日経平均で14,000円近辺は、割安と判断して買ってくる投資家が多いことも再確認できました。
私は、日経平均は、早ければ1年後に18,000円まで上昇すると予想しています。まずは割安な大型優良株から投資していくのが有効と考えています。もちろん、日経平均のインデックスファンドやETFなどに投資していくのも、今ならば十分におもしろいと思います。
(1)日経平均は底割れせずに急反発
日経平均は下値支持線として意識される14,180円を一時割り込みましたが、底割れせずに急反発したので下値支持線としての信頼が増しました。
(グラフA)日経平均週足(2013年1月~2014年4月16日)
下値支持線が切りあがって行かない中で、上値抵抗線が下がってきていますので、テクニカル分析で見ると、上値の重い展開が続きそうです。ただ、世界景気が全般に回復してきているので、その恩恵を受ける日本株を積極的に買い増して良いと判断しています。
(2)世界景気の恩恵を受ける輸出株を見直し
シェールガス革命に沸くアメリカの景気が好調です。欧州の景気も徐々に持ち直してきました。新興国も悲観一色ではなく、インド・インドネシアなどに回復期待が出ています。日本も、増税後の4月に大幅に景気が落ち込む心配もありましたが、目下のところ、想定を上回る落ち込みにはなっていない模様です。
(表B)2014年の世界景気見通し
(3)アメリカ関連株・新興国関連株・内需株、それぞれ面白い局面に
投資対象として、
- 好調なアメリカ景気の恩恵を受ける信越化学(4063)、ブリヂストン(5108)、クボタ(6326)、トヨタ自動車(7203)、富士重工(7270)や、
- 少し回復の兆しが出た新興国からの恩恵を受けるJFEホールディングス(5411)、日本精工(6471)、三菱電機(6503)、川崎重工(7012)、いすゞ自動車(7202)、三井物産(8031)、
- 内需復活の恩恵を受ける鹿島(1812)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、オリックス(8591)、三井不動産(8801)、KDDI(9433)など、大型優良株に投資魅力が高いと判断される銘柄が増えてきました。