facebook twitter
NYダウが急落、日経平均の下げも大きくなりそう、新興国株は相対的に堅調
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

NYダウが急落、日経平均の下げも大きくなりそう、新興国株は相対的に堅調

2014/4/11
約25年間の国内株式の運用経験を活かしたマーケットコメントを毎営業日無料で提供いたします。
facebook twitter メールで送る 印刷

10日のNYダウは、266ドル安の16,170ドルと急落。これを受けて、今日の日経平均は14,000円近くまで下げることが予想されます。一方で、3月以降、新興国株は相対的に堅調です。4月に入ってから10日までで日経平均が3.6%下げる中、上海総合株価指数は逆に5.0%上昇しています。今週に入ってから、海外ファンドの一部で、日本株を売って中国株を買う動きが出たものと推定されます。

(1)4月に入ってから日本株が下げる中、中国株が上昇

4月に入ってから、一部の外国人に日本株を売って、中国株に資金を戻す動きが出ているようです。日本株と中国株が対照的な動きになっています(グラフA)。

(グラフA)日経平均と上海総合株価指数の動き(2014年3月末~4月10日)

(注)3月31日を100として指数化

昨年、外国人投資家は、経済停滞が続く中国株を売って、アベノミクスとクロダノミクス(黒田日銀総裁による金融緩和)によって回復が期待される日本株を買う動きを続けていました。ところが、今年になってから外国人は日本株を売っています。消費増税によって4月から景気が悪化すると予想される日本株を減らして、相対的に割安になった中国株を買ったと推定されます。

ただ、昨年初来の日中株のパフォーマンスを比較すると、まだ日本株が大幅に上回っています(グラフB)。

(グラフB)日経平均と上海総合株価指数の動き(2013年1月~2014年4月10日)

(注)2012年12月末を100として指数化

(2)2014年は新興国株を買い戻す動きが出ている

2014年に入り、特に3月以降、新興国株の上昇率が高くなっています。海外投資家の中に、昨年パフォーマンスの悪かった新興国株を買い戻す動きが出ているようです。新興国株のウエイトを上げる一方で、昨年パフォーマンスの良かった日本株を売っているとも考えられます(表C)。

(表C)主要国株価指数の年初来騰落率

  国名 指数 騰落率 備考
1 インドネシア ジャカルタ総合 11.5% Fragile 5  
2 トルコ BIST100 7.9% Fragile 5  
3 インド SENSEX 7.3% Fragile 5 BRICs
4 南アフリカ FTSE/JSE40 5.1% Fragile 5  
5 中国 上海総合 0.9%   BRICs
6 ブラジル BOVESPA -0.7% Fragile 5 BRICs
7 ドイツ DAX -1.0%    
8 イギリス FTSE100 -1.6%    
9 アメリカ NYダウ -2.5%    
10 日本 日経平均 -12.2%    
11 ロシア RTS -15.9%   BRICs

(注)ブラジルは4月10日現地時間の17時17分時点まで、他の国は4月10日の終値まで

新興国の中でも、昨年「ひ弱な5カ国(Fragile 5)」と命名されて売られた5カ国のパフォーマンスが今年は良好です。インドネシア・インドは、改革によって経済が回復する期待も出てきています。期待通りの回復が見込まれるか、今後が注目されます。

日本より今年の下落率が大きいのは、主要国ではロシアくらいしかなくなってしまいました。

  • Fragile 5・・・一般的に通貨価値が安定的でないとされる5カ国。トルコ、南アフリカ、インド、インドネシア、ブラジル。

(3)日本株は割安で、買い場の判断を継続

新興国の一部に回復期待が出ていることは、日本経済にとってプラスです。海外投資家が、日本株を売っているのは、昨年15兆円も日本株を買った結果、日本株のパフォーマンスが良かったからです。

私は、消費増税の影響が薄れ、日本の景気・企業業績の回復が続いていくと判断されたら、再び外国人が日本株を積極的に買ってくる局面があると予想しています。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

 
世界のリスク
はじめての下落相場
年末高
ラクしてちょい稼
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせくださいNYダウが急落、日経平均の下げも大きくなりそう、新興国株は相対的に堅調

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

NYダウが急落、日経平均の下げも大きくなりそう、新興国株は相対的に堅調

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
世界のリスク
 
年末高
 
投資ワクワク
 
お宝優待株
 
投資の失敗
 
はじめての下落相場
 
はじめよう株主優待生活
 
人気ブロガー
 
NISAつみたてNISAロールオーバー
 
老後破綻
 
動画でわかる
 
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。