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米景気は弱いのか強いのか、雇用統計の謎
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

米景気は弱いのか強いのか、雇用統計の謎

2014/2/10
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2月7日発表の2014年1月の米雇用統計を受け、NYダウは165ドル高と続伸。失業率低下を好感!なるほど、確かに失業率は12月6.7%→1月6.6%と低下しました。ただし、注目の非農業部門の雇用者数は、11万3,000人増加で事前の市場予想17万人増を大きく下回りました。アメリカの雇用情勢は引き続き厳しいとの見方もあります。

(1)寒波の影響で、1月2月発表のアメリカの景気指標は弱く出て当然

アメリカの景気が「意外に弱い」と最初にマーケットを驚かせたのは、1月10日発表の12月雇用統計でした。アメリカの景気動向を敏感に反映する「非農業部門の雇用者数」が前月比7.4万人増で、事前予想の19.7万人を大きく下回りました(グラフA)。

(グラフA)非農業部門の雇用者数(前月比)

(出所: 米労働省を元に楽天証券経済研究所が作成)

その後発表されるアメリカの景気指標には、弱いものが増えました。そして、2月7日に発表された雇用者数は、11.3万人増。12月より改善したものの、好調といわれる月間15万人増加(赤のライン)には届いていません。

12月までは、「アメリカの景気は予想以上に強い!」とみんな安心しきっていたのに、なぜ、急にアメリカの景気指標は弱くなってしまったのでしょうか?じつはこれには裏があります。今、アメリカは、記録的な寒波に見舞われ、大雪で経済活動が停滞しています。寒波の影響で、1月や2月に発表される景気指標は弱めに出て当然です。

(2)私は、アメリカの景気は今年も強いと予想

私は、アメリカの景気は寒波が去る春には再び強くなると予想しています。アメリカだけが世界一安い天然ガス・石油を利用できる「シェールガス・シェールオイル革命」の恩恵がとても大きいからです。世界の石油化学大手は、新規の設備投資をアメリカに集中させつつあります。原料となる天然ガスが安いからです。安いエネルギーの恩恵は、運輸産業や住宅、自動車産業など、幅広く及んでいます。

アメリカの失業率は、着実に低下トレンドを続けています(グラフB)。

(グラフB)アメリカの失業率

(出所: 米労働省を元に楽天証券経済研究所が作成)

(3)日本株投資戦略

春先、アメリカ景気が強さを取り戻せば、ドル高(円安)が進み、日本株は再び上昇トレンドに入ると思われます。私は、今は、日本株を買う好機と考えています。

<参考>アメリカの雇用統計について

いろいろあるアメリカの景気指標の中でも、特に、雇用統計に含まれる「非農業部門雇用者数」はマーケットの注目度が高い。それは、

  • 雇用者数の増減が、アメリカの景気動向をタイムリーに反映してきた
  • 雇用者数の増減を、金融政策を決めるFRBが重視している
からです。「アメリカの景気に対するマーケットの見方と、アメリカの金融政策の方向性」に影響する重要指標で、指標が出た直後に、為替や株価が大きく動くこともあります。なお、アメリカの雇用統計は原則、月初、第1金曜日に発表されます。次回(2月の雇用統計)は2014年3月7日(火)に発表の予定です。

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