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個人投資家サーベイ「楽天DI」2015年12月
楽天証券経済研究所
個人投資家サーベイ 楽天DI
楽天証券では、口座をお持ちの方に毎月1回、日本株や為替の見通しについてアンケートを行い、その結果を楽天証券経済研究所が分析してレポート。月替わりで時事性のあるテーマについても調査…

個人投資家サーベイ「楽天DI」2015年12月

2016/1/15
2015年最後となる、今回のアンケート実施期間は12月28日(月)~12月30日(水)でした。大納会の日経平均終値は19,033円。19,000円台を維持したものの、前月末の終値(19,747円)からは約714円(3.61%)安となり…
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はじめに

2015年最後となる、今回のアンケート実施期間は12月28日(月)~12月30日(水)でした。

大納会の日経平均終値は19,033円。19,000円台を維持したものの、前月末の終値(19,747円)からは約714円(3.61%)安となり、月間ベースでは3カ月ぶりに下落に転じました。

12月の相場展開を振り返ってみますと、9月終盤の17,000円台割れ水準から戻り基調を辿った日経平均は、12月あたまに2万円台を回復したところでピークを迎えますが、その後は下落する展開が目立ちました。大台回復の達成感と買い疲れ感による利益確定売りに加え、原油安傾向や国内外の金融政策をめぐる動向が相場の値動きを荒くさせた格好です。

その金融政策の動向ですが、欧州ECB理事会では期待されていた資産購入額の増額がなかったことで市場がネガティブに反応したほか、米FOMCでは想定通りの利上げを受けてアク抜け感の買いが入りました。一方、FOMC翌日の日銀会合では、補完措置をめぐって、日銀の意図を市場が上手く汲み取れずに混乱する場面もありました。年末にかけては薄商いの中、落ち着きを取り戻しましたが、「掉尾の一振」と言えるほどの買いの盛り上がりはなく、19,000円台を意識したもみ合いのまま年末を迎えました。

今回のアンケートですが、日経平均の見通しは冴えない相場展開を反映してか、1カ月先DIが前回に比べて大幅に低下しました。また、為替の見通しについては、米ドル/円における円安の見通しが低下し、ユーロ/円・豪ドル/円の円高の見通しも根強く残っている結果となりました。米国の今後の利上げペース見据えた状況になっています。

次回も是非、本アンケートにご協力頂ければ幸いです。

楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト
土信田 雅之

1.日経平均の見通し「DIは目先の調整ムードを反映」

  • Q1: 12月28日と1カ月後の日経平均の見通し DI=3.48
    (11月30日と1カ月後の日経平均の見通し DI=20.44)
  • Q2: 12月28日と3カ月後の日経平均の見通し DI=12.65
    (11月30日と3カ月後の日経平均の見通し DI=10.91)

今回の日経平均の見通しは、1カ月先のDIが3.48、3カ月先のDIが12.65となりました。前回がそれぞれ20.44、10.91でしたので、1カ月先DIの大幅な低下が目立ちます。一方の3カ月先DIはわずかに上昇しています。

12月の日経平均は下落の場面が目立ちましたが、9月末からコレといった調整もなく、ほぼ一本調子で17,000円から2万円の水準まで上昇してきたこともあって、今回の結果からは、「しばらくは調整局面が続きそうだが、その後は再び買いに転じるだろう」というシナリオが透けて見える印象です。確かに、日経平均19,000円は、ここ2カ月間の上昇幅(約3,111円)の「3分の1押し」水準で、年末にかけてこの水準を意識したもみ合いが続いていました。

ところが、2016年は大発会から6日続落。大納会からの下げ幅も18,000円を超え、「半値押し」、「3分の2押し」水準を次々と下回り、「全値押し」水準も意識されるほどの幕開けとなりました。中国への警戒再燃や、サウジとイランの対立、北朝鮮の水爆実験観測など、年初からリスクオフを促す材料が相次ぎ、「申酉騒ぐ」の相場格言を地で行くような展開です。株安、原油安、円高など、弱気派が増加しそうなムードになっていると言えます。

もっとも、オプションSQ絡みの思惑や、原油安による財政悪化を受けた産油国のオイルマネーの逆流などの需給要因が年初からの下げ足を早めた可能性があり、目先の反発は期待できます。とはいえ、外部要因で不透明感が強まっていることや、米ドル/円の為替水準も日銀短観の大企業の想定レート水準まで円高が進んでいることもあり、国内企業の業績期待も高まりにくい中では、積極的な押し目買いは入れにくいと思われます。

1月は中国GDPの発表(19日)、ECB理事会(21日)、米FOMC(26~27日)、日銀会合(28~29日)などのイベントが注目されるほか、国内企業の決算発表も本格化します。米金利動向や中国情勢、原油価格を中心に、しばらくはこれらのイベントをこなしながら次の展開に備えて落ち着きどころを探る展開となりそうです。

楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト
土信田 雅之

2.為替相場の見通し

基準日 ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
12月28日 DI=11.67 DI=▲6.96 DI=▲2.63
11月30日 DI=33.46 DI=▲14.44 DI=3.37

為替相場の見通し:米利上げ決定、円安見通しは減少へ

アンケートをもとに「(円安回答数-円高回答数)÷全回答数×100」で算出した楽天DIは、ドル円が+11.67(前回+33.46)、ユーロ円-6.96(前回-14.44)、豪ドル円-2.63(前回+3.37)という結果になりました。

米国は12月、約10年ぶりの利上げに踏み切りました。ところが円高見通しは逆に増え、ドル円DIのプラス幅は縮小しています。ユーロ円DIは、ギリシャ問題、パリ同時多発テロ、ECB追加緩和などのユーロ安材料で6月以来マイナスが続いています。また、豪ドル円DIは3ヵ月ぶりにマイナスに転じました。

ドル円:円高見通しが急増。

ドル円の1ヵ月先の円安見通しは大きく減り、DIは、前回比マイナス21.8の11.67になりました。
注目点は、円安見通しが10ポイント減って、その分円高見通しが増えたことです。これまで円安相場観を持っていた人が、円高相場観に180度方針転換したことになります。
チャイナショック以降のドル高・円安は米利上げ期待が支えていたといってよいでしょう。ついに、FOMCは12月16日の会合で約10年ぶりの利上げに踏み切りましたが、円安を期待されていたドル円は125円台を目指すどころか、反対に2円近く円高の120円台へ下落して2015年を終えました。
米利上げを超える円安材料も見当たらず、一段上のドル高・円高をあてにするよりも、ここからはドル安・円高方向の調整リスクの可能性が高いだろうと、円安派も見方を変えたようです。実際、1月のドル円は急激な円高スタートとなっています。
 

 

ドル円 サポート&レジスタンス

ユーロ円:ユーロ安見通し多少和らぐ

ユーロ円はマイナスDIが7ヵ月間続いています。ユーロ安・円高見通しを持つ人が依然として多いということです。
ただし、先月に比べるとマイナスはやや縮小しています。ユーロ円の1ヵ月先見通しDIは、マイナスが先月に比べて7.4ポイント減り-6.96になりました。内訳をみるとユーロ安・円高見通しが7ポイント中立見通しへと移っています。
パリ同時多発テロ事件で先月のDIはユーロ安・円高方向に大きく傾きました。しかし、幸いに市場がすぐに落着きを取り戻したことがユーロのセンチメント改善につながったようです。
また、ユーロ円が5円近く上昇したことも理由です。ECBは12月3日の会合で新たな緩和策を発表しましたが、予想より大胆さに欠けたということで、失望感からユーロは激しく買い戻されました。ただし、依然としてECBの追加緩和期待も根強く、DIがプラスになるほどのインパクトはありませんでした。
全体としてながめると、投資家はユーロ円に関して強い相場観を持てずにいるようです。
 

 

ユーロ円 サポート&レジスタンス

豪ドル円:豪ドル高には懐疑的

豪ドル円の1ヵ月先見通しDIは、3ヵ月ぶりのマイナスとなりました。DIは-2.63で前回より6.0ポイントの縮小です。
しかし、それほど豪ドル安・円高見通しが強まったようには思えません。まだ半数近くは中立見通し、つまり模様眺めのスタンスを維持しています。豪ドル円に対しては強い相場イメージが湧かないというのが大勢のようです。しかし次回のDIには、はっきりとした相場観が表れるはずです。
年明け早々、資源通貨に向かって強烈な逆風が吹いています。地政学リスクの高まりや、原油大幅安、中国株急落など、特に豪ドル円に対する風当たりは強く、豪ドル/円は年初から6円以上も下落しました。2015年のレンジが約16円なので、最初の5営業日だけで昨年の約36%も動いたことになります。次回は豪ドル安・円高見通しが大きく増加するのではないでしょうか。
 

 

豪ドル円 サポート&レジスタンス

主な政策金利の発表予定

日付 発表時間 地域 中央銀行 現行金利
01月14日 21:00 BOE政策金利 0.50%
01月20日 24:00 カナダ銀行政策金利 0.50%
01月21日 21:45 ECB政策金利 0.05%
01月27日 28:00 FOMC 0.25 - 0.50%
01月28日 05:00 NZ RBNZ政策金利発表 2.50%
01月29日   日銀金融政策決定会合 0.00 - 0.10%

※ 経済指標は、是非当社経済カレンダーで確認してください。
星★付きが重要度大です

楽天証券FX事業部 楽天証券経済研究所 荒地 潤

3.今後注目する投資先

  今回 前回 前回比
アメリカ 64.14% 62.74% 1.40%
EU諸国 10.81% 12.84% -2.02%
ブラジル 8.92% 10.02% -1.10%
ロシア 5.07% 4.32% 0.75%
インド 36.04% 29.80% 6.24%
中国 8.37% 7.66% 0.71%
中東・北アフリカ 4.64% 5.57% -0.92%
東南アジア 28.53% 26.72% 1.81%
中南米 3.85% 4.06% -0.21%
東欧 3.36% 2.36% 1.00%

4.今後注目する投資商品

  今回 前回 前回比
国内株式 77.95% 76.95% 1.00%
外国株式 26.57% 22.92% 3.65%
投資信託 38.00% 38.64% -0.64%
ETF 22.05% 19.84% 2.21%
FX(外国為替証拠金取引) 12.83% 13.23% -0.40%
国内債券 7.76% 6.48% 1.27%
海外債券 8.67% 7.20% 1.47%
16.43% 16.24% 0.19%
原油 10.20% 7.07% 3.13%
商品 2.20% 2.23% -0.03%
REIT 11.91% 10.74% 1.17%
CFD 1.34% 1.18% 0.17%

 

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