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個人投資家サーベイ「楽天DI」2015年3月
楽天証券経済研究所
個人投資家サーベイ 楽天DI
楽天証券では、口座をお持ちの方に毎月1回、日本株や為替の見通しについてアンケートを行い、その結果を楽天証券経済研究所が分析してレポート。月替わりで時事性のあるテーマについても調査…

個人投資家サーベイ「楽天DI」2015年3月

2015/4/16
今回のアンケート実施期間は、2月23日~2月25日でした。2015年1月末の日経平均は18,797円となり、2000年4月以来の水準で終えました。前月末(17,674円)と比べて約1,123円(6.35%)の大幅上昇だったほか、月間の値幅(高値-安値)も約1,593円と、前月(約1,258円)に続いて大きめでした。
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はじめに

今回のアンケート実施期間は、3月30日~4月1日でした。

年度末でもある2015年3月日経平均は19,206円で終了しました。前月末(18,797円)と比べて約409円(2.17%)高となり、月足ベースでは3カ月連続で上昇した格好です。

月間の値動きを振り返ると、スタートは前月と同様に調整を警戒したもみ合いが目立っていましたが、株価水準自体は大きく切り下がることなく、それが却って上昇基調の強さを確認することにつながり、節目の19,000円台に乗せてからは、「~年ぶりの高値」という言葉が場況コメント等で踊る日が珍しくないほど上値をトライする状況が続きました。

ただし、2万円が射程圏内に入ってからは勢いが失速したほか、月末(3月31日)の取引の終値が安値引けになるなど、結果的に月足ベースでは上昇してはいるのですが、後味はあまり良くない展開だったと言えます。

今回のアンケート結果ですが、その後味の良くない時期に実施されたこともあってか、日経平均の見通しDIは前回よりも大きく悪化し、為替の見通しにつきましても、各通貨ともに円安の見通しが後退するなど、慎重なものとなりました。

次回も是非、本アンケートにご協力頂ければ幸いです。

楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト
土信田 雅之

1.日経平均の見通し「次の展開に備えた様子見が強まる」

  • Q1: 3月30日と1カ月後の日経平均の見通し DI=21.82
    (2月23日と1カ月後の日経平均の見通し DI=42.31)
  • Q2: 3月30日と3カ月後の日経平均の見通し DI=18.82
    (2月23日と3カ月後の日経平均の見通し DI=26.25)

今回の日経平均の見通しは、1カ月先のDIが21.82、3カ月先のDIが18.82と、ともに前回調査から悪化しました。前回調査の結果はそれぞれ42.31、26.25でしたので、悪化の幅もやや大きめだったと言えます。

ただし、回答の内訳を見てみますと、「強気」、「中立」、「弱気」の回答のうち、いちばん回答比率が多かったのは「中立」で、「弱気」が目立って増加したわけではないことから、先行きの相場を不安視する動きが高まったというわけではなく、これまでの「強気」派がとりあえず様子見に入ったと考えるのが自然なようです。

今回のアンケートが実施される前の週(3月23日~27日)は、3月の権利付き最終日を迎える直前の23日に日経平均が19,778円まで値を伸ばし、「近いうちにも日経平均は2万円か?」というムードが優勢だったものの、以降は軟調な地合いに転じています。

年初から下落基調だった日経平均は、1月半ばの取引時間中に16,592円まで下落して底を打って以降、3月下旬までコレといった調整がないまま上昇基調を辿ってきました。2万円という節目が近づくにつれ、この2万円を「通過点」と見るのか、「目標値」とするのかで見方が分かれたこと、米国株市場が相次ぐ冴えない経済指標を受けて失速したことなどを背景に、急に上値が重たくなってきた印象です。

また、これまでの日経平均の上昇過程において、国内企業の業績期待や、増配や自社株買いなどの株主還元策、積極的なIR活動への取り組みをはじめとした企業統治(コーポレートガバナンス)強化などを評価する動きを先取ってきた可能性があります。アンケート最終日となる4月1日に日銀短観が発表されましたが、それを受けた日経平均は取引時間中に節目の19,000円台を下回る場面がありました。短観の結果自体は失望されるほどひどい内容ではなかったものの、「事前の期待には届かなかったため」とする見方が多いことからも、日本株に対する楽観シナリオはある程度織り込んできたと思われます。

また、米国株失速のきっかけとなった経済指標の悪化も、これまでは天候不順や港湾ストライキなど、一時的な要因によるものという認識から、原油安によるエネルギー関連企業の設備投資縮小や、ドル高によるグローバル企業の業績圧迫など、中長期的な要因によるものではないかという警戒がにわかに高まっています。

まもなく、日米企業の決算発表シーズンが本格化しつつありますが、しばらくは、期待先行で上昇してきた株価に対して、実体経済のキャッチアップの度合いを見極めながら次の展開を待つという動きが想定されそうです。

楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト
土信田 雅之

2.為替相場の見通し

基準日 ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
3月30日 DI=28.64 DI=▲ 3.00 DI=4.73
2月23日 DI=33.68 DI=▲ 3.45 DI=8.89

3月末のドル/円終値は1ドル=120.13円
年度末での前年比は、およそ17円の円安で引けました。

このところは、120円を挟んでの動きとなっているようですが、1ドル=122円をダブルトップに次の展開をうかがっているようです。

3/30実施のDIはドル/円28.64(前回は33.68)、ユーロ/円-3.00(前回-3.45)、豪ドル/円は4.73(前回8.89)という結果で、ドル/円は若干円高をみる投資家が増加し、ユーロ/円に関しては、3ヶ月連続でDIがマイナス値になりました。

ドル/円

ドル/円DIは28.64、前月比マイナス5.04ポイントでした。

11月の57.55を直近高値とし、4ヶ月連続の減少となりました。

主要因は、円安派の減少のようです。また、今回は円高派も3.6%増加しました。これは、(1)1ドル=120円を超えての一服感(2)122円でダブルトップを形成しているからのようです。

一方、4/3の米雇用統計は、グッドフライデーで海外市場が休場のなか、非農業部門の雇用者変化数が予想24.5万人を下回る12.6万人という低調な結果となり、119円台後半から118.70円水準まで下落しました。

その後、金融引き締め観測後退による米株上昇でドルは上昇しましたが、景気下振れ不安も依然として円高材料となっています。

前回のDIでは、121.80円抜けのさらなる上昇もあるしましたが、122円で頭が重いこともあり、当面のレンジは一目均衡表の雲の上限119円をサポートに119-122となりそうです。この水準を抜けた方向に、トレンドが形成されるとみます。

注目ポイント:

  • 4/8日銀金融政策決定会合 その後、日銀総裁会見
  • 4/8FOMC議事要旨
  • 4/9イングランド銀行 金利発表
  • 4/13中国貿易収支

※ 経済指標は、是非当社経済カレンダーで確認してください。
星★付きが重要度大です

ユーロ/円

ユーロ/円DIはマイナス3.00、前月比プラス0.45ポイントですが3ヶ月連続のマイナス値です。円高、円安の内訳もほぼ前月同様です。

2月は概ね132-137円のレンジで推移してきましたが、3月はそのレンジを下抜け2月のサポート(132円)が抵抗線となり、127-132円での推移となりました。

4/7現在、一目均衡表の雲の下で推移していることもあり、まだまだ上昇気流が見えてきません。

くすぶるギリシャは、4/24のEU財務相会合で支援問題の暫定合意をめざしているが、ギリシャの財政構造改革案は道半ばのようです。

余談ではありますが、最近ギリシャは第2次大戦のナチスドイツによる占領でうけた損害に対して数十兆円の賠償責任の見解を示しているようですが、ドイツは認めていないようです。

豪ドル/円

豪ドル/円DIは4.73で前月比マイナス4.16ポイントとなりました。

円高派がプラス2.7%となりました。

豪ドルは、鉄鉱石価格下落から利下げ観測が広がり、豪ドル/USドル相場は2009年5月以来となる安値水準に向かい軟調に推移してきました。

本日(4/7)、DI執筆中に豪準備銀行が利下げするとの観測が広がる中、金利を据え置きました。その結果、オーストラリアの金融株は下落し、逆に通貨豪ドルは買い優勢となりました。豪ドル円は、90.80円から92.20円手前まで急上昇し、4/7 16:30現在92円水準で推移しています。

テクニカルでみると、週足200週移動平均線でサポートしているものの、一目均衡表の雲を抜けることも出来ず当面は88-95円のレンジとなりそうです。

楽天証券 FX本部長 永倉 弘昭

3.今後注目する投資先

  今回 前回 前回比
アメリカ 53.29% 60.19% △ 6.90%
EU諸国 13.11% 10.97% 2.14%
ブラジル 10.05% 9.67% 0.37%
ロシア 6.81% 7.43% △ 0.61%
インド 34.24% 30.66% 3.58%
中国 10.85% 7.34% 3.51%
中東・北アフリカ 4.16% 4.06% 0.10%
東南アジア 34.01% 34.11% 0.10%
中南米 4.56% 5.70% △ 1.14%
東欧 3.41% 2.33% △ 1.07%

4.今後注目する投資商品

  今回 前回 前回比
国内株式 75.00% 79.79% △ 4.79%
外国株式 26.62% 26.25% 0.36%
投資信託 38.57% 39.90% △ 1.33%
ETF 19.75% 19.95% △ 0.20%
FX(外国為替証拠金取引) 12.70% 12.35% 0.35%
国内債券 5.95% 5.70% 0.25%
海外債券 7.16% 7.43% △ 0.27%
14.43% 15.20% △ 0.76%
原油 8.78% 9.59% △ 0.81%
商品 1.56% 1.64% △ 0.08%
REIT 12.76% 14.94% △ 2.18%
CFD 1.04% 1.21% △ 0.17%

 

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