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個人投資家サーベイ「楽天DI」2015年2月
楽天証券経済研究所
個人投資家サーベイ 楽天DI
楽天証券では、口座をお持ちの方に毎月1回、日本株や為替の見通しについてアンケートを行い、その結果を楽天証券経済研究所が分析してレポート。月替わりで時事性のあるテーマについても調査…

個人投資家サーベイ「楽天DI」2015年2月

2015/3/5
今回のアンケート実施期間は、2月23日~2月25日でした。2015年1月末の日経平均は18,797円となり、2000年4月以来の水準で終えました。前月末(17,674円)と比べて約1,123円(6.35%)の大幅上昇だったほか、月間の値幅(高値-安値)も約1,593円と、前月(約1,258円)に続いて大きめでした。
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はじめに

今回のアンケート実施期間は、2月23日~2月25日でした。

2015年1月末の日経平均は18,797円となり、2000年4月以来の水準で終えました。前月末(17,674円)と比べて約1,123円(6.35%)の大幅上昇だったほか、月間の値幅(高値-安値)も約1,593円と、前月(約1,258円)に続いて大きめでした。

月間の値動きを振り返ってみますと、月初のスタートこそ軟調でしたが、その後は月末にかけてほぼ一本調子の上昇基調を辿りました。年金や日銀によるETF買いの需給要因が支えとなり、目立った調整がない中、原油安メリットや国内企業の環境(業績や株主還元策、コーポレートガバナンス改善)などへの期待が買い材料となったほか、さらに、ECBの量的緩和決定、ギリシャ支援問題、ウクライナ情勢といった外部要因の懸念後退で外国人の買いも加わったことで相場上昇に拍車をかけた格好です。

今回のアンケート期間ですが、こうした株式市場の強い相場基調を受けて、日経平均の見通しDIは前回より改善しました。その一方で、為替の見通しにつきましては、これまで円安材料となっていた、米国の早期利上げ観測に対してハト派的な見方が増えたこともあり、対ドル、ユーロ、豪ドルともに、円安観測があまり高まらない結果となりました。

次回も是非、本アンケートにご協力頂ければ幸いです。

楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト
土信田 雅之

1.日経平均の見通し「相場の強さを認識しつつも調整を警戒」

  • Q1: 2月23日と1カ月後の日経平均の見通し DI=42.31
    (1月26日と1カ月後の日経平均の見通し DI=19.54)
  • Q2: 2月23日と3カ月後の日経平均の見通し DI=26.25
    (1月26日と3カ月後の日経平均の見通し DI=23.95)

今回の日経平均の見通しですが、1カ月先、3カ月先のDIがともに改善しました。

とりわけ、1カ月先のDIが42.31となり、前回(19.54)と比べると大きく改善したことが分かります。ちなみに、1カ月先のDIが40を超えるのは2013年12月調査(53.96)以来ですので、久々に強気スタンスの印象です。2月の場況コメント等では、「日経平均が~年ぶりの高値」といった表現が当たり前のように登場しましたが、こうした相場地合いがDIの結果にも反映された格好です。

その一方で、3カ月先のDIについては、26.25と前回(23.95)から小幅の改善にとどまりました。こちらは、2月の相場の勢いが強かった分、「目先の調整もあるだろう」と意識されたことで、1カ月先の見通しよりもやや慎重になったと思われます。とはいえ、今回の3カ月先DIの結果である26の水準は、アベノミクス相場が始まったとされる2012年11月からの調査のほぼ平均値ですので、調整が予想されながらも中長期的な株式市場の先高感は維持されていると思われます。

こうした相場の先高感と過熱感の並存は、3月入り初日の取引の状況からも推察されます。この日の日経平均は前日比で小幅高となる18,826円で終了しましたが、スタート直後は週末に発表された中国の利下げを好感する動きもあり、日経平均は19,000円近くまで上昇する場面があったものの、その後は失速し、一時前日比マイナス圏まで上げ幅を縮小しました。その後は再び買い優勢に転じましたが、最初の勢いは出ず、小幅高でのもみ合いが続きました。

相場の買われ過ぎや売られ過ぎを知る指標として、「騰落レシオ」や「移動平均線乖離率」などがありますが、2月末時点の日経平均終値は、25日移動平均線との比較で4.70%の上方乖離でした。一般的に5%を超えてくると相場が過熱とされていますので、確かに目先の調整が意識されてくるところまで上昇しつつあります。

とはいえ、日経平均の動きをいわゆるバブル絶頂期高値からの超長期のチャート(1989年~)で辿ってみますと、バブル崩壊後から度々つけた戻り高値を結んだ線を昨年に上抜け、2000年4月以来の水準まで上昇していることから、新たな上昇局面入りを指摘する見方もあります。

さらに、「アベノミクス相場」の初期(2012年11月半ば~2013年5月下旬)の日経平均は約8,700円から16,000円台手前まで一気に駆け上がりましたが、その時の25日移動平均乖離率は5%を超える推移が常態化していた時期もあったため、相場の勢いが続く限り、まだまだ上昇する可能性もあります。

いずれにせよ、3月は売買タイミングに迷う場面が増えることが想定されそうです。

楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト
土信田 雅之

2.為替相場の見通し

基準日 ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
2月23日 DI=33.68 DI=▲ 3.45 DI=8.89
1月26日 DI=33.77 DI=▲23.55 DI=4.51

1月DIをうけた2月のドル円の見通しは、

  • 一目均衡表の雲の上限まで上昇してきていたこと
  • 5日と20日移動平均線がゴールデンクロスしていたことで

短期的な上昇トレンドを見ながら、終値ベースで雲上=119.20-30レベルを上抜けるようであれば、中期的のトレンドが発生する可能性もあるとしました。

2月のドル/円は120.50円近くまで上昇し、一旦は一目均衡表の雲中に沈みましたが、3/3現在雲の上で推移しています。

2/23実施のDIはドル/円33.68(前回は33.77)、ユーロ/円-3.45(前回-23.55)、豪ドル/円は8.89(前回4.51)という結果で、ユーロ円に関しては、円高を見る向きが減少したものの2ヶ月連続でDIがマイナス値になりました。

ドル/円

ドル/円DIは33.68、前月比マイナス0.09ポイントでした。

DI値ではほぼ変わりはありませんが、前月比円高&円安派がそれぞれマイナス6%、中立(変わらず)派が+12%でした。ただし全体的には中立+円安派が88.26%と占めており、先高観の強い通貨となっています。120.50円-120.80円-121.80円をレジスタンスとしながら、上を向いていきたい。

足元は、2月末のイエレンFRB議長の発言で利上げ観測が遠のき、米国ISMなどの経済指標が弱い結果でしたが、NYダウ上昇が上昇するとともに、米ドルが全通貨に対してしっかりとした展開となっています。年初のスイスフランショックなどリスク台頭により見通しの立てづらかったのが、懸念払拭により方向感をもてるようになったようです。

その方向感は、DI同様ドル高(=円安)。上記のレジスタンスからの戻りに機をつけながらも、121.80円抜けの124円を見てもよさそうです。

3/6の米国失業率の結果で加速度をあげるかが注目です。失速の場合、一目均衡表の118.80円までの下落は考慮しておきましょう。

注目ポイント:

  • 3/5欧州中央銀行政策金利、その後ドラギECB総裁の会見
  • 3/6米失業率
  • 3/6GDP改定値(ユーロ圏)
  • 3/12ニュージーランド政策金利

※ 経済指標は、是非当社経済カレンダーで確認してください。
星★付きが重要度大です

ユーロ/円

ユーロ/円DIはマイナス3.45、前月比プラス20.09ポイントとなりました。前月比はマイナスですが、DI自体は以前マイナスです。

円高を見る投資家は、マイナス20%の29.27%、変わらずが、プラス20%の44.91%となりました。

昨年末来の下落から一服感ありで2月は概ね132-137円のレンジで推移してきましたが、上下ともにエネルギーの凝縮感があり、どちらもありの状況です。

DI的には、円安派25.82%と円高派29.27%が拮抗しております。

前回のコメントでは、130-135円抜けたところにトレンドが出そうとしましたが、5円レンジがそのまま2円上昇しただけでした。上方向も見ながらも、一目均衡表の雲が下がってきているところが気になります。

また、ギリシャ問題がまだくすぶっていますので、注意しましょう。

豪ドル/円

豪ドル/円DIは8.89で前月比プラス4.39ポイントとなりました。

円高派がマイナス4%となり、変わらず派がプラス4%となりましたが、大勢は1月DIと変わりありませんでした。

先月に書いたように、豪ドルは原油価格の下落や中国経済の減速からの追加利下げ観測から値を下げています。特に企業業績が低迷していることもあり、追加利下げの可能性を高めています。

一方、テクニカルでみると下落トレンドの中、週足でみる200週移動平均線でサポートしていることと、日足も一目均衡表の雲の下限に近づいてきている。ただし基準線はまだ下向きであるので、いまだ方向感はなく、「変わらず」が多かった投資家のDI回答は一理ありそうです。

日足で見るボリンジャーバンド+2シグマが94円上にあるので、レジスタンスとしてどのように攻略するのか見ておきたいところです。

楽天証券 FX本部長 永倉 弘昭

3.今後注目する投資先

  今回 前回 前回比
アメリカ 60.19% 62.73% △ 2.54%
EU諸国 10.97% 11.12% △ 0.16%
ブラジル 9.67% 13.43% △ 3.76%
ロシア 7.43% 8.02% △ 0.59%
インド 30.66% 31.66% △ 1.01%
中国 7.34% 8.82% △ 1.48%
中東・北アフリカ 4.06% 4.31% △ 0.25%
東南アジア 34.11% 30.16% 3.95%
中南米 5.70% 5.71% △ 0.01%
東欧 2.33% 3.71% △ 1.38%

4.今後注目する投資商品

  今回 前回 前回比
国内株式 79.79% 75.65% 4.14%
外国株式 26.25% 25.85% 0.40%
投資信託 39.90% 41.38% △ 1.49%
ETF 19.95% 21.64% △ 1.70%
FX(外国為替証拠金取引) 12.35% 13.93% △ 1.58%
国内債券 5.70% 5.91% △ 0.21%
海外債券 7.43% 9.12% △ 1.69%
15.20% 16.33% △ 1.13%
原油 9.59% 8.12% 1.47%
商品 1.64% 1.90% △ 0.26%
REIT 14.94% 15.23% △ 0.29%
CFD 1.21% 0.80% 0.41%

 

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