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楽天証券除夜の鐘が鳴り終えるまでに払っておきたい投資の煩悩8つ
山崎 俊輔
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楽天証券除夜の鐘が鳴り終えるまでに払っておきたい投資の煩悩8つ

2014/12/29
2014年も終わろうとしていますが、今年の投資の成果はどうでしたか。パフォーマンスの高低を確認することも大事ですが、インデックスの上昇率にしっかりついてこれているか確認をするとともに…
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2014年が終わる前に投資の煩悩を払おう

2014年も終わろうとしていますが、今年の投資の成果はどうでしたか。

パフォーマンスの高低を確認することも大事ですが、インデックスの上昇率にしっかりついてこれているか確認をするとともに、自分の投資方針と運用成果の関連を意識して「納得感の有無」を軸に投資評価をしてみてください。そうしたところから、「なんとなく投資」を抜けだしステップアップできることがあります。

今回は、除夜の鐘が108つ鳴り終える前に「投資の煩悩」を取り払ってみたいと思います。

特に今年のようにおおむね上昇しつづけてきた相場でうまく儲けられた人が多い年は、なんとなく投資をしている人も「投資の煩悩」が高まっているかもしれません。

行く年来る年を思いつつ、「投資の煩悩」を振り払う方法を考えてみたいと思います。

(投資の煩悩1)自信過剰

可能な限り取り払うべき最大の煩悩は「自信過剰」です。自分に投資の能力があるとか、今回の投資判断は正しいと過信する感覚がパフォーマンスを上げることはありません。むしろパフォーマンスの妨げとなることが多いのです。これは行動ファイナンスの研究でもデータが示されています。

以下の煩悩のほとんども「自信過剰」が傷口を広げることがあります。自信過剰のあまり投資額を増額し相場の転換点で判断を変えられず大損してしまったりするわけです。

勇気はリスク資産で投資をするために欠かせない資質ですが、蛮勇や自信過剰は不要です。

(投資の煩悩2)楽観予測

2つめの煩悩は「楽観予測」です。楽観的であることは人生において重要な資質でありストレスを軽減するためにも楽観主義は取り入れる必要があります。しかし投資となればそれは別です。

楽観的相場観にまかせて投資を始め、結果として相場がそのとおり上昇したとしても、楽観予測がそのまま推移するわけではありません。あなたの楽観に相場が追随しているうちに次の対策を考えるべきなのです。「楽観予測」もあなたのパフォーマンスを上げることはありません。

もちろん、リバースして「悲観予測」だけやっていても相場とはうまくつきあえませんので、バランス感覚が必要です。

(投資の煩悩3)期待先行

3つめの煩悩は「期待先行」です。楽観予測に似ているようですが、自分自身の投資判断に期待を込めすぎることも含めています。

私たちは勝手な期待をチャートに見て取ります。過去の動きは将来の可能性を知る手がかりですが、実際の動きは私たちの期待通りになるわけではありません。

反転したチャートをみてここから上昇をする、と判断するとき「期待先行」で注文しているという意識は持つべきです。

「期待先行」の状態が強まると、値下がりが続いているときも「自分の考えは正しいのだ(実際の動きのほうがおかしい)」「これはまた反転して上がるのだ」と考えるようになり煩悩が身を焼き尽くす状態になりかねません。

(投資の煩悩4)投資額過度

「投資額過度」つまり投資金額を高額にしてしまうことは自分の資産に占めるリスク資産のウエートを上げるということです。一定の資産額について定期預金等を保有することは投資全体のリスク管理において重要です。

しかし、「自信過剰」であったり別の煩悩があなたにささやき「投資額過度」の状態にあなたを引っ張ります。最初は100万円で始めた投資額で物足りなくなり、定期預金は増えていないのに解約して50万円証券口座に入金するようなことをしてしまいがちです。こうしたシフトが行きすぎると投資判断も歪みだし、うまくいかない可能性が高まります。

レバレッジも同じ理由で投資をうまくいかなくする恐れがあります。レバレッジを高めた投資をするなら、定期預金等の資産を厚めに保有しておきたいところです。

(投資の煩悩5)リスク過多

投資を始めるほどに、私たちはいろんな金融商品に手を出したくなります。しかし自分が取っているリスクの度合いをコントロールする意識が大切です。

たいていの場合、投資経験を深めるほどに商品のリスクは高いものを選好し、また投資金額も高まる傾向があります。レバレッジもその一例で、限られた投資金額以上の売買を可能としますが倍率に応じたリスクを抱えることになります。

商品についても理解を超えて背伸びした金融商品を買うより、ベーシックな商品で十分な投資が可能です。パッシブ運用の商品をポートフォリオを工夫しながら組み合わせるところで十分に投資のリターンは得られるはずです。

(投資の煩悩6)後追い

6つめの煩悩は、「後追い」つまり誰かの後を追いかける癖です。手軽に儲けようとするほど、誰かの相場観や推奨を鵜呑みにしてそのまま後を追いかけるようになります。

それが雑誌の推奨銘柄であろうと証券会社のアナリストレポートであろうと、あなたは後追いすることで、すでに遅れたエントリーをしていることをまず、自覚することが必要です。

「後追い」の便利なところはうまくいかないときの責任を誰かに押しつけられることで、押しつけるほど気は楽になりますが自分自身の投資能力は成長しないことになります。

投資のプロでもない個人にとって「後追い」は便利ですしゼロにできないかもしれませんが、そこから何を学んでいくかがその後の「なんとなく投資」脱出時期を変えていくことでしょう。

(投資の煩悩7)思考停止

7つめの投資の煩悩は「思考停止」です。これはうまくいっているときもいかないときも自分を戒めるべきテーマです。

思考停止することはとても楽です。儲かっているときに反省をしたり検証をする気持ちにはなりません。かくして自分の投資スタンスは洗練されないまま相場の転換点を超えてしまい損失を抱え込みます。しばしば儲けの全てをはき出すことになります。

損を出している時期も同様で、そもそもの損失確定の判断を出せなかったりしますし(持ち続けて回復を待つ、というのもひとつの判断です)、失敗を謙虚に受け入れ分析したり評価することは楽ではありません。

しかし「思考停止」している限り投資家のステップアップにもならないわけです。

(投資の煩悩8)短気売買

最後の煩悩はぜひ、2015年には解消してほしいテーマです。すなわち「短気売買」です。

売買頻度についてどの程度が適当かは、一概にいえない難しいテーマですが、少なくとも「短気」での短期売買は避けるべきです。

私は少なくとも数年以上を意識した中長期の投資期間を置く方が普通の個人にとっては適当だと考えますが、「短気」は長期投資を阻む最大のハードルです。

下落基調にあって含み損を抱えているとき「短気」の虫が騒ぎ出し、慌てて売ってしまうこともあります。放っておけばむしろよかった、となることもしばしばです。単に短期か長期かが売買判断の軸ではありませんが、「短気売買」が損とならないようにするといいでしょう。

2015年も楽しいトレードを!

2014年のマーケットは2013年に引き続き刺激の多い一年でした。資産形成を楽しくできたのであればぜひ続けて欲しいと思います。

2015年も楽しいトレードになりますように!

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