facebook twitter
インド総選挙の結果とインド株式市場について
広瀬 隆雄
わかりやすいグローバル投資レポート
グローバル投資に精通する広瀬隆雄氏に、新興国株式だけでなく、米国株、欧州株をはじめとする先進国株式など、海外全般の経済や投資ストラテジーをご紹介いただきます。

インド総選挙の結果とインド株式市場について

2014/5/19
1.インド人民党が単独過半数を確保し大勝2.国民会議派は惨敗3.「小さな政府」を目指す…
facebook twitter メールで送る 印刷

今日のまとめ

  1. インド人民党が単独過半数を確保し大勝
  2. 国民会議派は惨敗
  3. 「小さな政府」を目指す
  4. 外資歓迎、インフラ建設促進などが目先の課題
  5. インド人は変化を嫌う国民性
  6. これまでの実績には見るべきものは無い

インド人民党(BJP)が単独過半数確保

5週間に渡って繰り広げられてきたインド総選挙がようやく終わりました。結果はインド人民党(BJP)の地滑り的大勝に終わりました。

現地5月16日(金曜日)夜の時点でインド選挙管理委員会が発表した議席数は、インド人民党(BJP)が282議席、国民会議派が44議席でした。インド議会の定数は545なのでBJPの単独過半数が確定しました。

これは連立政権を形成するまでもなくBJPが多数派を占め、政権に就けることを意味します。なおBJPは過去にもインドの政権を握ったことはありますが、単独過半数は今回が初めてです。

由緒正しい国民会議派は惨敗

一方、建国の父、ジャワハルラル・ネールの政党で「ネール・ガンジー王朝」の支持母体である由緒正しい国民会議派がこれほどまでに惨敗したことも世界にショックを与えました。それだけインド国民はこれまでの国民会議派の采配に不満をもっていたということだと思います。

BJPはレーガン、サッチャーを彷彿とさせる「小さな政府」を目指す

BJPのリーダー、ナレンドラ・モディ氏はアメリカのロナルド・レーガン大統領ならびにイギリスのマーガレット・サッチャー首相が提唱した「小さな政府」という価値観を持っています。

今回、BJPが単独過半数を獲得したことでモディ氏が次期首相になることは確実となりました。

BJPは選挙戦を通じて、経済成長戦略に重点を置き、雇用創出を目指し、とりわけ製造業セクターをテコ入れすると公約してきました。

インドはこれまで「外資に対してフレンドリーじゃない」という印象を与えてきました。これを是正するのが最初の仕事だと言われています。

さらにインフラストラクチャ・プロジェクトの多くがお役所仕事で遅延しており、それらの早急な承認と工事開始が望まれるところです。

期待が先行していることに対する警戒感も

一方、BJPに過大な期待をかけることに対する警戒論もあります。

なぜならインドは大きな国で、様々な伝統や因習が残っており、インド人は変化を受け入れない国民性だからです。

またBJPそのものも小売業の外資への開放に対して反対の立場を取るなど、ちぐはぐさを残しています。

インド経済の基礎的要件は悪い

これまでの実績としてのインド経済のパフォーマンスは、むしろ新興国の中では悪い方に属します。

かつて10%以上あったGDP成長は去年、4.4%に鈍化しています。

その一方でインフレは高止まりしています。

政府は慢性的に赤字財政です。

さらに経常収支も赤字です。

このように経済の基礎的要件の面からはインドに買い材料はありません。

もし外国人投資家のセンチメントが暗転すれば、すぐにインド株は下落局面に入るリスクもあります。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

 
世界のリスク
はじめての下落相場
年末高
ラクしてちょい稼
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせくださいインド総選挙の結果とインド株式市場について

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

インド総選挙の結果とインド株式市場について

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
世界のリスク
 
年末高
 
投資ワクワク
 
お宝優待株
 
投資の失敗
 
はじめての下落相場
 
はじめよう株主優待生活
 
人気ブロガー
 
NISAつみたてNISAロールオーバー
 
老後破綻
 
動画でわかる
 
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。