本コラムが掲載されるとまもなく4月です。消費税8%への引き上げが取り上げられがちですが、毎年4月は新社会人が誕生する季節でもあります。

新社会人から25歳くらいまでの若手のうちにぜひやってほしいことのひとつが「証券口座開設」です。証券口座開設をしなければ、株式や投資信託は買えません。つまり、開設を遅くするほど、株にチャレンジする時期が遅くなってしまい、ひいては資産形成のチャンスを見過ごすことになります。

本コラムの読者の多くは楽天証券の口座開設者(かつ新社会人ではない!)だと思いますが、証券口座開設をもっと早くしておけばよかったと思ってはいませんか? きっかけやヒントをもう少し早くもらえれば、数年早くリスク運用の経験を始められたのにと、軽い後悔をしている人は多いはずです。それほどに、投資の世界への入り口をみつけることは難しいことです。

もし周囲に新社会人の友人や親戚がありましたら、本コラムを紹介していただければと思います。

新卒は銀行口座とクレジットカードだけでなく証券口座も開設したい

新社会人の多くが開設、あるいは契約する口座として「銀行口座」「生命保険」「クレジットカード」があります。

まず銀行口座は給与振込口座として必ず必要になります。日本では銀行口座を持たない人はほとんどいませんし、入社時に会社から「○×銀行○×支店で銀行口座を作ってくるように」と言われたりします。気がつけばそこがメインバンクになって、住宅ローンの最初の相談相手になったりもします。

生命保険も多くの個人が加入する制度のひとつですが、新入社員への職域営業、つまり職場での声かけをきっかけに加入する人が多いのが、加入率の高い理由のひとつです。社会人になったら入るのは当たり前、なんていう雰囲気作りがされており、何度も何度も声かけをされて根負けするように加入する人は少なくありません。

クレジットカードについては、比較的主体的に作られることが多いものの、銀行口座開設をきっかけに提携カードを作ったり、駅前のキャンペーンなどでカードを作ったりするようです。社会人になるとネットの決済をしたり、高額商品の買い物をするため、カードは欠かせないのは確かです。

ところが、若い人の多くが「証券口座」をもっていません。給与振込口座として使うわけでもないし、職域営業する人もいません。強制力がない中で、生活の必然性も低く、自分の意思で開設する人は少ないからです。

これはとてももったいない話です。