今日の為替ウォーキング
今日の一言
相場は、気合だけでは勝てない。大きく稼ごうと思っても稼げない。爆益か微益かは相場が決めることだ
Free Fallin'
11月FOMCレビューと今後の利下げ見通し
FOMC(米連邦公開市場委員会)は11月6、7両日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き下げることを決定した。これにより、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.5-4.75%となった。決定は全会一致。声明では、インフレが持続的に2%に向かいつつあることに関して「自信を深めている」との文言が削除され、インフレは当局の目標に向けて「進展した」と記した。
パウエルFRB議長は会見で、インフレ率が目標に向けて持続的に下がっていることを確認しつつ、経済成長と労働市場の強さを維持する自信を示した。ただし、FRBはフロントランニング的な金融政策をするつもりはなく、今後の利下げについても、経済成長を「時価評価」して、会合毎に決定すると述べた。パウエルFRB議長は9月のドットチャートで示された2025年の1.0%利下げの妥当性については明言を避けたが、中立金利に近づいていた場合には利下げペースを緩やかにする可能性があることを述べた。
また、パウエルFRB議長は大統領選の結果が、近い将来の金融政策に影響を及ぼすことはないと言明した。またトランプ次期大統領から辞任を求められてはいないし、求められたとしても応じるつもりはないと述べた。
FRBは、中立金利までの利下げを急がない考えのようだ。CPIの上昇率も横ばい状態が続いていて大きな進展が見られない。FRBは市場の動揺を避け、成長カーブより前でいるために、12月に0.25%の追加利下げを実施する可能性が高いが、来年の利下げ幅は狭まる可能性がある。
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