「クイズでわかる!資産形成」(毎週土曜日に掲載)の第32回をお届けします。資産形成をきちんと学びたい方に、ぜひお読みいただきたい内容です。

今日のクイズ:逆指値成行注文はどんなときに使う?

 今日は、株の売買注文の出し方について、クイズを出します。

 最もよく使われるのが、指値(さしね)注文、次によく使われるのが、成行(なりゆき)注文です。

 指値注文と成行注文の使い方がよく分からない方は、以下より学んでください。

 クイズでわかる!資産形成:2024年3月16日「株の買い方売り方:指値と成行、どう使い分けたら良い?」

 今日は、逆指値(ぎゃくさしね)成行売り注文について学ぶためのクイズを出します。この注文方法はひんぱんに使うものではありませんが、うまく使うとリスク管理にとても役立ちます。

 それでは、今日のクイズを出します。以下、逆指値成行注文の説明文で、空欄【A】、【B】に当てはまる言葉を、選択肢【1】、【2】からそれぞれ選んでください。

 指定した価格まで、株価が【A】ときに出される成行売り注文を、逆指値の成行売り注文といいます。例えば、株価が1,000円のとき、【B】円に逆指値成行売り注文を入れることができます。

【A】に入れる言葉の選択肢:【1】上がった 【2】下がった

【B】に入れる言葉の選択肢:【1】1,100 【2】900

株は急落・急騰を繰り返しながら上昇する、リスク管理が大切

 正解をお伝えする前に、株式投資でリスク管理が大切であることを、改めて説明します。いつもリポートでお伝えしている通り、日本株は割安で、長期的に上値余地が大きいと私は考えています。ただし、一本調子で上昇することはありません。

 日経平均株価(225種)は以下の通り、安倍政権の経済政策アベノミクスが本格的にスタートした2013年以降、急落・急騰をくり返しつつ、上昇してきています。

<日経平均の動き(2012年末を100として指数化):2012年末~2024年6月4日>

出所:2012年末の値を100として指数化。QUICKより楽天証券経済研究所が作成

 日本株に投資すれば中長期で上昇期待があるものの、短期的にはマイナス10~マイナス20%のショック安はよくあります。だから、リスク管理は大切です。