今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは152.20

 ↓下値メドは151.40 

中国人サラリーマン:中国のホワイトカラーの1/3が「昨年の給料下がった」 
ECB:ラトビア中銀総裁「ECBはデート(日付)ではなく、データを重視する」  
インフレ:IMF「市場は利下げに過大な期待。コアインフレは依然として中央銀行の目標値上回る。」
米経済:ソフトランディングからノーランディングなら、年6回のFRB利下げは「織り込みすぎ」 
AI予想:過去15年間のFRB全講演のパターンを分析した結果、「FRB利下げは5月」。  

前日の市況

 4月3日(水曜)の為替相場は全般にドルが下落した。ただドル/円は底堅く、前日比0.13円の「円安」だった。

 2024年68営業日目の円相場は151.51円からスタートしたあと東京時間朝にこの日の安値となる151.44円まで下げた。NY市場では雇用関係の強いデータに反応して米長期金利が昨年11月以来の4.43%まで強含んだことを受け夜遅くに151.95円まで上昇した。年初来高値(151.97円)更新まであと一歩と迫ったが、米3月非製造業ISMが弱かったことで失速。終値は151.69円。24時間のレンジ幅は0.51円だった。なお、パウエルFRB議長はこの日、FRBの政策方向は変わらないものの、早期利下げには慎重な見解を示した。

「2024年までに米経済はハードランディングしている」。多くの投資家やエコノミストはこのように予想していた。しかし、そのような兆候は今のところ全く見られない。

 投資家はなぜ、米国経済の見通しを誤ってしまったのだろうか。彼らは何を見落としてしまったのか。第一には、米国政府による景気刺激策の効果や、消費者の支出力、そしてコロナ禍からの企業の回復力を過小評価していたことがある。

 しかし、それよりも大きいのは、FRBによる利上げの影響を「過大評価」してしまったことだ。急激かつ大幅な利上げサイクルのなかでも米国株式市場は、大きく崩れるどころか史上最高値を更新している。

 また、コロナ期間中に発生した、政府から民間部門への歴史的な莫大な「富の移転」が米経済にとって持続的な力となっていることも確かだ。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成