2023年10月の保有額:25万3,863円

 保有投資信託の10月の運用益÷前月末残高の月間騰落率は▲4.45%。今月も運用益はプラスならず…。ゲットした楽天ポイントを温存しプラスの結果に持ち越しました。ただし、連載開始からのトータルリターンは+28.85%となっています。

 S&P500種指数は直近、高値から10%下落し、調整局面となっています。しかし、過去10回の強気相場のうち7回は、最初の2年間に1回は10%以上の下落があり、珍しいことではありません。

 10月は一時*プット・コールレシオが1.5を超えました。この現象が起きた後は、3カ月後・6カ月後・12カ月後のいずれも、S&P500のパフォーマンスが良好になるのがセオリーです。

 米大統領選挙サイクルのアノマリーでは、3年目は年前半が堅調で感謝祭に向けて調整し、4年目の選挙年に向けて上昇する傾向があります。

 また、S&P500が年前半(1~6月)に+10%以上となると、8~11月は調整する傾向があります。

 以上を総合的に考慮すると、個人的に8~10月の調整は、「終わりの始まり」ではなく、上昇相場における一時的な調整だと考えています。

*プット・コールレシオ…プットオプション(相場下落時に利益を狙うタイプ)とコールオプション(相場上昇時に利益を狙うタイプ)のどちらが多いのかの割合を示すもので、相場の強弱感を示す指標です。相場の過熱感を客観的に観察する際に役立ちます。相場の高値圏ではプットコールレシオは低くなる傾向があり、相場の底では、プット・コールレシオは急上昇する傾向があります。