今日の為替ウォーキング

今日の一言

世の中の認識が、「コップに水が半分入っている」から「半分空である」に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる - ピーター・ドラッカー

Breakout

 2023年7月26日に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)の会合では、政策金利を0.25%引き上げて5.25%~5.50%とすることが決定された。決定は市場予想通りだった。

 パウエルFRB議長は記者会見で、インフレ率が依然としてFRBの目標を上回っていることに不満を表明し、インフレ率を引き下げるためには「追加的な政策引き締め」が必要であるとの見解を示した。

 パウエル議長は、年内にもう1回の利上げの可能性については明言を避けたが、ドットチャートで示されているように、FOMCメンバーの大半が年末までに追加利上げの実施を予想していると説明した。一方で、金融政策の累積効果やその影響の遅効性、あるいは経済や金融の進展度合いを考慮すると述べ、利上げペースはデータ次第で変わる可能性があることも示唆した。

 パウエル議長は年内の利下げの可能性を強く否定したが、するべきことはほぼ全てしたと述べていて、次回以降の会合での利上げのハードルは高くなった印象だ。FRBは今後「より高く」から「より長く」へと政策の重点を移すこととになるだろう。

 労働市場のヒートアップは、引き続きFRBにとって大きな課題となっている。パウエル議長は、労働需要が供給を大幅に上回っている状態が続いているとして、インフレ低下のためには、失業率の上昇とトレンド以下の経済成長が必要であるとの認識を示している。

今週の注目経済指標

出所:楽天証券作成