今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは148.05円
↓下値メドは147.05円
円金利:ドル/円150円まで円安になったら、日銀は1.00%の金利上昇容認か
時代遅れ:GDPは1920年代の経済計測モデル。第4次産業革命の経済活動には使えない
悪いは悪い:米経済がソフトランディングするとしても、景気減速に変わりはない
米利下げ:FRBは、市場の早すぎる利下げ織り込みが金融緩和状態をつくりだすことを警戒
トルコリラ:トルコの外貨準備高が増加傾向
市況
2023年178営業日目のドル/円は、前日比「ほぼ横ばい」。24時間の値幅は0.80円。
しつこい円安に業を煮やした日本の財務省は、昨日の東京市場で「口先介入」を行った。ドル/円は一時的に下落したが、150円以下での「実弾介入」はないとマーケットは考えている。そのため円安のスピードは一時的に鈍ったが、円安を止めるまでの効果はなかった。
今日はメジャーな経済指標の発表がないが、その代わりにFRB(米連邦準備制度理事会)メンバーの発言が数多く予定されている。今月のFOMCは、利上げか据え置きかでマーケットの意見が分かれているだけに政策担当者によるフォワードガイダンスは重要だ。
今夜は、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、グールズビー・シカゴ連銀総裁、ウィリアムズ・NY連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁、ボウマンFRB理事のスピーチが予定されている。
また、EIA週間在庫統計の原油先物価格に影響を与えるので注目。原油価格の上昇は、FRBの利上げ可能性を高める。
9月6日(水曜)は147.69円からスタート。東京時間の朝から急ピッチで円安が進み、前日の高値を更新して147.82円まで上昇して昨年11月以来の円の安値をつけた。
そこに財務省がお約束で登場して「(急激な変動を抑えるために)あらゆる選択肢を排除しない」と口先介入を行った後は一時的に円買いが優勢になり昼過ぎにこの日の安値となる147.02円まで押し戻された。NY市場では、米サービス関連の指標が強かったことで147.70円近くまで再上昇する場面もあったが、介入警戒感が強く、高値を更新することはなかった。終値は147.67円(前日比▲0.05円)。
この日発表された、米ISM非製造業景気指数はサービス産業の景況感を示すもので、8月は54.1へ上昇した。サービス価格の上昇と雇用拡大も確認された。利上げを終了する方向で検討しているFRB(米連邦準備制度理事会)にとっては、あまり歓迎できない結果となった。マーケットでは9月利上げ予想が強まりドル/円が買い戻された。
レジスタンス:
147.82円(09/06)
148.40円(22/11/04)
148.45円(22/11/03)
サポート:
147.02円(09/06)
146.45円(200時間移動平均)