夏枯れ?日経平均下落続く

 米景気ソフトランディング(軟着陸)期待が高まり、今年、順調に上昇してきた米国株・日本株ですが、8月は以下の通り、日経平均株価・S&P500種指数(米国株を代表する株価指数)とも調整しています。

<日経平均・S&P500指数の月次騰落率:2023年1~8月(14日まで)>

年 月 日経平均 S&P500
2023年1月 +4.7% +6.2%
2023年2月 +0.4% ▲2.6%
2023年3月 +2.2% +3.5%
2023年4月 +2.9% +1.5%
2023年5月 +7.0% +0.2%
2023年6月 +7.5% +6.5%
2023年7月 ▲0.1% +3.1%
2023年8月
(14日まで)
▲3.4% ▲2.7%
出所:QUICKより楽天証券経済研究所が作成

 米国株・日本株とも、上昇ピッチが速過ぎたので、スピード調整しているだけとの見方があります。私はそのように考えています。一方、米利上げが続いたことによって、これから米景気悪化が鮮明になり、米国株・日本株ともにここから大きく下落すると、予想する人もいます。

 私は、長期的な視点に立てば、私は日本株も米国株も良い買い場を迎えていると判断していますが、短期的にはショック安が起こる可能性も否定できません。こんな時、日本株・米国株への投資はどうしたら良いでしょうか?

 世界景気の先行きがどうなるか見極められるまで、買いは控えるという考え方もあります。

 ただし、投資は、全てが分かってから実行しても遅過ぎることもあります。全てが分かる前、不透明感が残っていて株価が安いうちが買い場ということもあります。

 こんな時、「逆指値」売り注文をつけて投資していく方法もあります。今日は、逆指値の使い方を解説します。