債務上限の引き上げで米国株は上昇していたが、借金の増えすぎでフィッチが米国債を格下げ!
米国政府債務は債務上限以降1.2兆ドル急増し、32.7兆ドルに達した。米財務省は年末までに1.5兆ドルの負債を追加することになっている。これを受けて、フィッチが米国債を格下げした。イエレン財務長官は「経済は順調」と述べているが、負債と資産が両方膨らんでいるだけの話である。
米国政府債務、債務上限以降1.2兆ドル急増し32.7兆ドルに
米10年国債金利(日足)
ドル/円(日足)
「WSJは経済が好調だと主張している。彼らは、バイデンが債務上限を引き上げたから株式市場が上昇していることを知らない」とロバート・キヨサキはXに投稿したが、資本コストの上昇と米国債の大量発行が市場を襲っているため、非常に過大評価されている長期金融資産が大きく下落する可能性があるだろう。
「金融インフレの時代には資産価格が、ほぼ際限なく、つまりシステム全体が破綻するまで上昇するが、金融インフレに積極的に関与するシステムは、つまるところ破綻する」
(マーク・ファーバー)