今日の為替ウォーキング
今日の一言
生産性の10%以上は隣の席に座る人間の質で決まる
There Must Be An Angel
BLS(米労働省労働統計局)が6月2日に発表した5月の雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)は33.9万人増えて、事前予想(+19.0万人)を大きく超える結果となった。業種別では、ヘルスケア、ビジネスサービス、建設、運輸などの採用が目立った。前回4月のNFPは25.3万人から29.4万人に上方修正された。
失業率は3.7%で、前月より0.3ポイント上昇。また19歳以上の米国人口のうち、働く意欲がある人の割合を示す「労働参加率」は62.6%で、前月比横ばいだった。
NFPが増え労働参加率が変わらないのに失業率が上昇したのは、5月の家計調査が310,000人の雇用減少で、事業所調査とは隔たりがあったことが理由と考えられる。失業率は家計調査に基づいて算出されるため、調査対象者の回答やサンプル数によって変動する。
平均労働賃金の伸びは、前月比+0.3%、前年比+4.3%で、4月(+0.4%、+4.4%)からやや低下。前回4月の平均労働賃金の前月比は0.5%から0.4%に下方修正された。
平均労働賃金は2022年3月の5.6%をピークとして緩やかな下降傾向が続いていたが、2023年に入ってからは4.4%前後で下げ止まっている。