「三大割安株」投資の参考銘柄、PBR1倍割れから選別

 三大割安株は、2021年以降かなり上昇しましたが、それでも株価指標でみると「極めて割安」と判断しています。予想配当利回りの高い銘柄が多く、引き続き投資価値が高いと判断しています。

 そこで、今日は「かぶミニ」を使って三大割安株を「金融株」「資源関連株」「製造業」に分けて、まとめて買う方法をご紹介します。今日は、中でも、PBRが1倍を割れている銘柄から選別します。

 日本では、解散価値であるPBR1倍を割り込んだ銘柄が最上位の東証プライム市場でも約半数あります。これに対し、東京証券取引所が、PBR1倍割れ銘柄に対し、株主価値の改善策の開示・実施を要請したことが話題となっています。

 この要請を受けて、財務内容が良好なのにPBR1倍を割れている銘柄には、これから、自社株買いを増やす動きが出てくると予想しています。

三大割安株、PBR1倍割れから選別した投資の参考銘柄:2023年5月24日時点

銘柄名 種別 株価
:円
配当
利回り
PER
:倍
PBR
:倍
1株
当たり
配当金
:円
三菱UFJ FG 金融 930.1 4.4% 8.6 0.64 41.0
三井住友FG 金融 5,642.0 4.4% 9.2 0.59 250.0
オリックス 金融 2,372.5 4.0% 8.4 0.82 94.0
MS&AD HD 金融 4,795.0 5.0% 8.5 0.85 240.0
INPEX 資源関連 1,553.0 4.1% 6.8 0.53 64.0
ENEOS HD 資源関連 478.9 4.6% 8.0 0.50 22.0
住友商事 資源関連 2,651.0 4.5% 6.8 0.86 120.0
三菱商事 資源関連 5,651.0 3.5% 8.5 0.99 200.0
トヨタ自動車 製造業 1,956.5 3.2% 10.3 0.93 62.8
ホンダ 製造業 3,958.0 3.8% 8.1 0.58 150.0
クラレ 製造業 1,317.0 3.6% 9.4 0.67 48.0
三菱ケミカルグループ 製造業 815.7 3.9% 12.0 0.74 32.0
出所:楽天証券経済研究所が作成。配当利回りは1株当たり配当金(今期予想)を5月24日株価で割って算出。今期とはINPEX・クラレは2023年12月期、その他銘柄は2024年3月期のこと。1株当たり配当金は、会社予想。予想を公表していないトヨタは市場予想。PERは、今期1株当たり利益(会社予想)を5月24日株価で割って算出。三菱UFJの1株当たり利益は会社目標。告知事項:筆者は三井住友FG株を9,000株保有

 ご覧いただくと、配当利回りが高く、PER・PBRが非常に低い銘柄が多いことが分かります。財務が良好で、利益も配当もしっかり出しているのに不人気で、株価が長く低迷してきたために、株価指標で安くなっているものが多くなっています。

 上記の三大割安株について、筆者は「買い」と判断しています。ただし、個別銘柄のリスクは大きいので、なるべく複数銘柄をセットで買った方が良いと思います。以下、楽天証券のかぶミニを使って、金融株・資源関連株・製造業の割安株に幅広く分散投資する方法をご紹介します。それぞれ5月24日時点で2万円以下で買えるポートフォリオとしています。

金融株・資源関連株・製造業のかぶミニポートフォリオ:2023年5月24日時点

出所:楽天証券経済研究所が作成、投資金額合計には買付にかかるマーケットインパクト、スプレッドを含めていない

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