今日の為替ウォーキング
今日の一言
大事なのは自分の時間をコントロールすることだ。そしてきちんと「ノー」が言えなければ自分の時間はコントロールできない。他人に自分の人生の予定を決められているようではだめなのだ。- ウォーレン・バフェット
We Don't Need Another Hero
日銀は早ければ7月の会合でYCC(イールドカーブ・コントロール)政策を修正して円金利上昇を容認するとの予想がでている。しかし、期待外れに終わった4月日銀会合以来、マーケットの監視対象から日銀は消えたままだ。
マーケットの注目はなんといっても、FOMC(米連邦公開市場委員会)は利上げを終わらせるのか、あるいは続けるのかということだ。5月で「利上げ終了」というシナリオは古くなり、4月米雇用統計が良好で、平均労働賃金も上昇していたことで、6月利上げの確率が徐々に高まっている。しかし、米リセッション入りの不安も大きいため、6月はいったん見送りして、インフレの状況を見て7月に再利上げするというシナリオに切り替わっている。
いずれにしてもFRBの利上げは先が見えていることは確かだ。問題は「長期間にわたる高金利」が、どれだけ「長期間」になるかということだ。FOMCメンバーは、少なくとも今年いっぱいは「高金利」を維持する考えだ。
FOMCメンバーが予想するFF金利予想(ドットチャート)では2023年末の中心値は5.125%で、現在のFF金利の中心値は4.875%なので、FOMCは次回5月に0.25%利上げをした後(4.875%+0.25%=5.125%)、年末まで金利を据え置くという予想になる。
しかし金利市場は異なる予想をしている。米国が深刻なリセッションに陥る前に、早ければ7月から、行き過ぎた利上げの調整を兼ねた「利下げ」サイクルが始まると見ている。
利上げは、米金利上昇、他国との金利差拡大という意味では「ドル高」だ。ならば利下げは「株高」、「ドル安」だが、米国がリセッションを回避する可能性が高まるという理由で「利下げはドル高」と考えられるようになっている。
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今週の注目経済指標
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