今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは135.55

 ↓下値メドは134.75円 

SNS:ソーシャルメディアの普及で、企業の評判やブランドが飛躍的に重要視されるようになった
FRB:利上げによるインフレ下落と、貸出基準の厳格化による成長鈍化のバランスを取る必要がある
インフレ:コロナによる供給網目詰まりがインフレの原因ならば、インフレは下がっているはずである
経済:ハードランディングとかソフトランディングという大雑把な分類で経済を説明することはできない
英インフレ:ベイリーBOE総裁「インフレは数ヵ月以内に急速に下落する」 

市況

 5月9日(火曜)のドル/円は「円安」。

 24時間のレンジは134.72円から135.36円。値幅は0.63円。 

 2023年92営業日目は135.04円からスタート。東京時間夕方に134.72円まで下げて安値をつけたが、下げは限定的だった。夜遅くまでに135円に戻すと135.36円まで上値を伸ばして高値をつけた。終値は135.23円(前日比+0.12円)。

 植田日銀総裁はこの日、「持続的かつ安定的な物価2%の達成見通しに至れば、YCC(イールドカーブ・コントロール)を止める」と発言したが、日銀が実際に動くのはまだまだ先だとマーケットは見切っているため、円高は限定的な動きに終わった。

 米国では先週金曜日に発表された4月の米雇用統計が予想を上回る結果だったことで、リセッション懸念が後退し、リスク回避の流れが一服したことがドルを支えている。その一方で、米地銀倒産や債務上限問題などの懸念材料がくすぶり上値も重い。イエレン財務長官が「米国が債務不履行となった場合、金融市場は災難に見舞われる」と警告しているが、米国の債務上限問題を巡る民主党と共和党の溝は深く、合意の糸口は見えていない。

 FRB(米連邦準備制度理事会)は先週のFOMC(米連邦公開市場委員会)において、0.25%の利上げを決め、利上げが打ち止めになる可能性を示唆した。しかし、4月雇用統計では平均労働賃金が予想に反して上昇していることが確認されたことで、マーケットでは次回6月の再利上げの確率が高まっている。今夜の米4月CPI(消費者物価指数)が重要な判断材料になるとマーケットは期待している。

 米連銀総裁の発言にも注意したい。NY連銀のウィリアムズ総裁はこの日、データによってFRBは利上げを継続すると述べた。一方次期副議長のジェファーソンFRB理事は「米経済は穏やかに減速している」とやや弱気な発言をしている。

レジスタンス:
135.36円(05/09)
136.61円(05/03)
137.78円(05/02)

サポート:
134.72円(05/09)
134.64円(05/08)
133.88円(05/05)

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
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主要指標 終値

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