今日の為替ウォーキング

今日の一言

長期投資は最初に暴落してから巻き返すパターンがほとんどだが、そんな都合の良い相場は滅多にない

The Way We Were

 2023年4月26日に発表されるオーストラリアの3月CPIは+6.6%の予想。前回2月は前年比+6.8%で予想を下回った。昨年12月がピークの+8.4%で、それ以降は一貫して軟化している。

 1-3月期CPI(消費者物価指数)は、前期比で+1.3%、前年同期比で+7.0%になると予想されている。食品やエネルギー価格の高騰や、豪ドル安による輸入物価の上昇が主な要因。

 RBA(豪準備銀行)は、4月の会合で政策金利を3.6%に据え置いた。RBAは2022年5月から2023年3月まで10回連続の利上げを実施し、合計で3.5%引き上げていた。据え置きは1年ぶりとなった。

 次回のRBA会合は5月2日に予定されている。RBAは、インフレ率は8%前後でピークを迎え、年末には4.75%前後、2024年末には3%をやや上回る程度まで、徐々に物価目標に向かって低下していくと予想している。RBAはまた、金融政策にはタイムラグがあり、これまでの金利上昇の完全な効果はまだ表れていないとの認識を示している。そのため、現時点では据え置きの見方が多い。

 ただ、 4月の休止は累積効果測定のためであって、利上げサイクルの終わりではないとRBA総裁は述べている。今回のCPIが予想以上に強ければ、0.25%利上げの可能性もある。RBAは、インフレ率だけでなく、雇用や賃金などの経済指標も注視しており、その動向によっては利上げのペースやタイミングを変更する可能性もあるだろう。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

レジスタンス:
90.02円(04/25)
90.05円(04/24)
90.53円(04/21)
90.78円(04/20)

サポート:
88.25円(04/25)
87.92円(04/10)
87.70円(04/07)
87.59円(04/06)

今週の注目経済指標

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