※この記事は2022年7月9日に掲載されたものです。

 こんにちは! 家計再生コンサルタントのファイナンシャルプランナー・横山光昭です。我が家では「家族全体で月に一度、マネー会議をする」という、ちょっと変わったマネー教育を実践しています。そこで、私の著書『子どもが10歳になったら投資をさせなさい』の中から、我が家のこれまでの「マネー会議」の議事録を公開します。お金について、いつから、そしてどんなふうに教え始めるか、のヒントになると幸いです。

議事録1:「家族マネー会議とは?
議事録2:「おこづかい値上げ交渉
議事録3:「なぜお金をプレゼントしてはいけないのか?
議事録4:「一眼レフは必要か?HERE
議事録5:「塾は必要か?HERE
番外編6:「マネー会議の始め方

議事録4「一眼レフは必要か?」

 

 欧米では、子どもの金銭感覚を教育するとき、初歩の段階で、「それは欲しいの? それとも必要なの?」という問いかけをするそうです。欲しい=ウォンツ、必要=ニーズで考えさせるのです。

 大人でも、欲しいものを上手に我慢できる人は少数派。子どもなんて欲しいものだらけです。お菓子を買って、ガチャポンをして、マンガの続きを読んで、ゲームカードを買って…それを全部実行すると、おこづかいは秒でなくなります。

 もし子どもたちが散財しても、すぐにとがめず、後悔しているだろう頃に、「ちゃんと使ってる?」「おこづかい残ってる?」「買ってよかったと思う?」と振り返りを投げかけて、ウォンツとニーズの差を考える癖をつけさせるようにしましょう。

 ちなみに、私が家族マネー会議で「男性用のドライヤーが必要だ」とプレゼンした回では、「今の女性用ドライヤーでも髪は乾きます」と女性軍から即、却下。内心(ぎゃふん…)と思いましたが、娘たちにも、ウォンツとニーズを考える癖がついていることが分かり、安心もしました(笑)。

議事録1:「家族マネー会議とは?
議事録2:「おこづかい値上げ交渉
議事録3:「なぜお金をプレゼントしてはいけないのか?
議事録4:「一眼レフは必要か?HERE
議事録5:「塾は必要か?HERE
番外編6:「マネー会議の始め方

▼Profile

横山光昭さん

家計再生コンサルタント。 株式会社マイエフピー代表取締役社長。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の問題の抜本的解決、確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。著書に『一生お金に困らない!13歳からの3000円投資生活』『ど素人の私でも死ぬまで困らないためのお金の増やし方を教えてください』『脳育ワーク おかねとよのなか』『記入式 日本一やさしい 老後のお金の増やし方』などがある。