※この記事は2022年5月19日に楽天のママ向けお買い物キュレーションメディア「Mama´s Life」で掲載されたものです。

 この記事では、小学生に渡すお小遣いの相場や渡し方について紹介しています。小学生のうちからお小遣いを渡して、お金を管理する練習をしておくことは大切です。渡すときに注意していることなども実際に聞いているので、ぜひ参考にしてみてください

 小学生の子どもがいるご家庭では、お小遣いの金額や渡し方に迷うことも多いと思います。この記事では、小学生へのお小遣いの相場や渡し方、注意点についてご紹介します。

目次

小学生に渡すお小遣いの平均金額は?
小学生にお小遣いを渡すメリット・デメリット
小学生にお小遣いはどう渡す?
小学生にお小遣いを渡すときに注意すること
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小学生に渡すお小遣いの平均金額は?

 まず、金融広報中央委員会が2015年に行った調査(※)をもとに、小学生に渡すお小遣いの平均金額を、低学年・中学年・高学年に分けてご紹介します。

  相場(最頻値) もっとも多い金額 次に多い金額 平均値
低学年 500円 500~700円 100~200円 1,004円
中学年 500円 500~700円 1,000~1,500円 864円
高学年 500円 500~700円 1,000~1,500円 1,085円
参考:「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査

低学年の場合

 低学年のお小遣いの平均金額は、1,004円となっています。

 ただし、最も多く回答された金額は500~700円未満(22.6%)であり、100円~200円ほどの少額の回答も多くみられました(16.5%)。

 平均値が高めになっているのは、家庭によって金額のばらつきが多いためと考えられます。そのため、低学年のお小遣い相場(最頻値)は、500円ほどという結果になっています。

 お小遣いを渡す頻度は、「ときどき」と回答した家庭が最も多く、月に1度、決まった額を渡す家庭は1割強と少なめです。低学年ではまだ計画性をもってお金を使うことは難しいため、お出かけの際などに少しずつ渡すという家庭が多いようです。

中学年の場合

 中学年のお小遣いの平均金額は864円、お小遣い相場は500円ほどという結果です。

 低学年と同様、500~700円の金額を渡している家庭が最も多く(25.8%)、次に1,000~1,500円が多くなっています(18.9%)。

 中学年ではある程度の計算能力が身に付いていることもあり、お金の計算ができるようになっていきます。そのため、低学年のころより少し多めの金額を渡す家庭も多くなる傾向です。

高学年の場合

 高学年のお小遣いの平均金額は、1,085円です。

 高学年でも、500~700円の金額を渡している家庭が最も多く(37.9%)、次に1,000~1,500円が多くなっています(29.5%)。

 お小遣いを渡す頻度も月に1度などと決める家庭が増え、渡す金額も増加する傾向にあります。

 相場としては高学年も500円ほどとなりますが、高学年の場合は、お金を計画的に使える年齢のため、多く渡す家庭も多くなっていきます。

 なかには、多めに2,000~3,000円程度を渡し、必需品もそこから計画的に購入させるという家庭もありました。文房具などの必需品の購入費をお小遣いに含めるかどうかでも、金額には差が生まれそうですね。

 小学生にお小遣いを渡すメリット・デメリット

 お子さんが小さいうちは、お小遣い自体を渡すかどうかを迷ってしまいますよね。そこで、ここではお小遣いを渡すことのメリット・デメリットをご紹介します。

小学生にお小遣いを渡すメリット

 小学生のうちからお小遣いを渡すことの大きなメリットとしては、お金の管理能力・計画性が身に付くことがあげられます。

 欲しいものを手に入れるためにはお金を計画的に管理していく必要があるため、自然と「自分でお金を管理する」力が身に付きます。

 また、お小遣いを通して、お金の価値や仕組みを理解させられることも大きなメリットです。将来に備え、今のうちからお金について学んでおくことは重要といえるでしょう。

 お小遣いの渡し方には月額制や報酬制がありますが、報酬制にすることで家事や勉強への意欲を育てることもできます。

小学生にお小遣いを渡すデメリット

 小学生にお小遣いを渡すデメリットとして、「お金は親がくれるもの」という意識が定着してしまうことがあげられます。

 特に、定額制でお小遣いを渡す場合には、無条件に毎月お金をもらうことになるため、そうした意識が定着しやすくなります。このような意識が定着してしまうと、お金を大切にする気持ちが育ちにくくなるため注意が必要です。

 また、ルールを決めずにお小遣いを渡した場合には、お金の貸し借りなどのトラブルに発展する可能性も考えられます。

 なお、こうしたデメリットは、管理方法やルールをしっかり伝えることで解消できます。お小遣いを渡す前に、きちんと家庭のルールを決めておきましょう。