※本記事は2022年5月25日に公開したものです。
18歳から投資が始められるように
2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたことで、高校3年生になったら証券口座を開設して、株式投資ができるようになりました。
高校の家庭科でも、資産運用や金融商品に関する授業が始まっています。
とはいえ、18歳で株を買えるようになったからといって、10代や20代の若者には、株に投資できる資金がまだ少額しかないはずです。
そこで、お小遣いやバイト代の一部など少額でも投資でき、かつ資産形成や経済・金融の勉強にも役立つ「少額資金銘柄」を選びました!
1万円以下の少額資金でも投資はできる!
日本を代表する東京証券取引所(「東証」と略して呼ばれています)に上場している企業の数は3,823社に達します。
ただ、日本の株式市場では、市場で売買できる最低の株式数は一般的に100株単位です。
例えば、株価500円の株を買いたいと思っても、1株500円で買うことはできません。100株が「最低売買単位」のため、500円×100株=5万円の資金が必要です。
楽天証券は、自分が買いたいと思う条件に合った株を探せる「スーパースクリーナー」という銘柄検索ツールを無料で提供しています。このツールを使って検索すると、予算1万円以下で買える上場企業は62社しかありません。
100株の価格が1万円以下なので、株価は100円以下。業績不振で株価が長期的に下がり続け、ついに100円以下まで値下がりしてしまったという企業が多く、初心者の方が初めて購入するにはリスクが高すぎる面があります。
ただし、多くの投資家から少額の資金を集めて、まとまった大きなお金にし、日本や世界各国の株式に分散投資する「投資信託」なら、話は別です。楽天証券をはじめ多くのネット証券では、たった100円の少額資金から投資信託を購入可能です。
株式市場で普通の株と同じように取引できる「ETF」(イーティーエフ:上場投資信託)も少額から購入可能です。
ETFはさすがに100円から購入できませんが、1万円以下の少額資金でも、世界中のさまざまな株価指数に投資できます。