皆さま、こんにちは。
前週、中国のハワイと呼ばれる海南省三亜市に旅行に行ってきました!
上海市から三亜市まで飛行機で3時間、海外旅行にいけないこの3年間、人気リゾート地となっています。上海市の最高気温は10度以下なのに、三亜市の最高気温はなんと30度、20度の差で体にかなり響いています。
三亜市にある「三亜鳳凰国際空港」に到着後、乗客たちはひとまず夏服にお着替えしています。ホテルに到着後に気づいたのは、スタッフ以外の観光客は誰一人マスクをつけていません! 長さ7.5キロメートルにおよぶ白砂の美しい浜辺が広がる「亜龍湾」、久しぶりの大自然との触れ合いに感動しました。
皆さまもぜひ訪れてみてくださいね~。
学校生活再開で子どもたちの笑顔があふれる!
中国各地の幼稚園、小中学校は2月5日「元宵節」を過ぎたころから次々と学校生活が再開しました。中国は広いため、それぞれの地域において気候の状況を考慮しながら、新学期の開始時期を決めるため、地域ごとの開校時期に時差が生じます。
今年一番早く開校したのは湖南省(2月4日)で、上海市は2月14日をもって冬休みが終わりました。2月15日の開校初日では、7時過ぎに先生の出迎えの中で、学生たちが次々と登校し始めました。久しぶりに会えた友達の間で喜びの歓声が絶えません。授業も一年ぶりにオンライン教育からオフライン登校に切り替わりました。
ある中学校では、昨年9月に入学したばかりの新入生たちは初めての学校食堂に感激。いつもの教室でのお弁当ではなく、自分の好きな席を選んで、友達と話しながら温かい昼ご飯を食べられることに笑顔があふれています。
自宅団地にある幼稚園のグランドでは、すべり台やバランスボール、ブランコを楽しんでいる幼児の姿に思わず「かわいい、元気がいっぱい」と声掛けしました!
長期休校に伴う生活習慣の変化にどう対応すべきか?
3年間にわたる新型コロナウイルス下の生活は、子どもたちにどのような影響をもたらしたのでしょうか。
一つ目として挙げられるのはゲームやオンライン授業で使うタブレットやパソコンの利用時間超過による視力低下です。いままで自宅でこどものパソコン使用を禁止してきた家庭は新型コロナ感染拡大中におけるオンライン教育への切り替えで、パソコンをやむを得ず購入したり、こどもの使用を許可したりしました。周りの友人も最近、こどもの視力矯正に力を入れています。
二つ目として挙げられるのは運動不足による免疫力の低下および体力の低下です。数回にわたる都市ロックダウンにおける行動制限がある中で、子どもの発達に必要な活動が奪われ、それが体の異変となって表れています。
中国では小中高ともに日本より授業時間が長い傾向があり、授業終了後の部活がほとんどありません。人口の多い中国で激しい競争に打ち勝つためには、授業や塾以外の活動に割く時間や精神的なゆとりがないからです。
三つ目として挙げられるのは長期欠席からの教室戻りや人間関係づくりに不安を感じる心身ストレスです。子ども同士がコミュニケーションを取る場面を多く取り入れることが重要ポイントとなります。
上海市開校前のテレビ取材によると、12月中旬から1月中旬までの爆発的な感染拡大の影響で、各校の先生たちは開校後でも、療養期間を終えたこどもたちの運動量の調整や、睡眠時間の把握、食事のアレンジなどの体調管理をしっかりやりながら、子どもたちの学校生活習慣を戻していくとの方針を示しています。
最近、「富二代」の間ではやっているスポーツは?
2月5日「元宵節」当日に、あるスポーツイベントに参加してきました。
それは上海近郊の「太倉市」で開催された「馬術競技大会」でした。馬に乗っているイキイキとした若者たちの姿に一目惚れし、思わず「格好いい」と叫びました。
古代中国の馬の使用は商に始まり周で成熟し、隋・唐の時代に古代日本に伝わったといわれています。しかし、動物とともに行う唯一のオリンピック競技項目である「馬術」においては、中国選手の活躍が目立ちませんでした。
「馬術」は男女の区別なく同じ条件で実施されることが特徴で、ステップなどの演技の正確さと美しさを採点する「馬場馬術」および、コース上に設置された大きな障害物を飛び越える際のミスの少なさと走行時間で競う「障害馬術」があります。
中国では近年、「富二代」(中国の新興富裕層の子どもたちのこと)の間で馬術の人気が高まっています。なぜ「富二代」なのか、その理由は馬の購入金額および馬の管理に膨大なお金が必要で、一般家庭ではとても負担できないためです。その若者たちの馬への熱愛はいずれオリンピックへの出場につながることを期待しましょう。