今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは133.64

下値メドは131.80

米国:バイデン大統領:ブレイナード理事を国家経済会議(NEC)の次期委員長に指名
NZ:暴風雨で国家非常事態宣言
米利上げ:ダラス連銀総裁「FRBが仕事を中途半端で終わらせることこそがリスクだ」
米中緩解:イエレン財務長官、訪中は中止か
南アランド:国内経済は悪化も、リスクオン志向でランド買われる
南ア中銀:「われわれは雇用を創出するツールを持っていない」
ノルウェー:ノルゲバンク「3月に再利上げの可能性」

 注目の米国の1月CPI(消費者物価指数)は、予想より強かった。FRB(米連邦準備制度理事会)は利上げを当面継続するとの見方が強まり、金利市場では終着レート予想が5.3%まで上昇している。また最初の利下げ時期は今年後半から来年1月まで後ろ倒しになった。

CPIインフレは、振れ幅は今後も大きくなる可能性は高いものの、緩やかながら下落に向かっている。CPI発表後のマーケットはドル買いで反応。しかし、インフレの方向を考えると133円台でさらにドル買いをすることは慎重になっている。

レジスタンス:
133.31円(02/14)
134.77円(01/06)
137.48円(22/12/20)

サポート:
131.48円(02/14)

130.65円(200時間移動平均)
131.21円(02/13)

 政府は14日、日銀次期総裁の後任に経済学者の植田和男氏を起用する人事案を国会に提示した。植田次期総裁は、現行の緩和政策は維持するが、YCC(イールドカーブ・コントロール)については、早期に廃止する考えのようだ。

 日銀のYCCとは、長期金利の誘導水準を定め、その水準になるよう国債買入れを実施する政策。日銀は今から約7年前の2016年に、QE(量的緩和)からYCCに金融政策を転換している。

 YCCにおける10年債利回りの日銀の誘導目標を0.0%と設定している。0.5%は上限である。
しかし、現状では日銀がいくら国債を購入しても、誘導目標どころか上限の0.5%程度以内に金利を抑えることも難しい状況だ。マーケットから見るとYCC政策はすでに崩壊している。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

2023年 ドル/円 データ

主要指標 終値

出所:楽天証券作成